シンザン記念は米国血統が好績を残している印象がありますし、先行馬が集中していた開催年はこれが顕著にでています。昨年の勝ち馬ヴァルディゼールや、その前年のアーモンドアイ。ミッキーアイル、エーシントップ、レッドデイヴィスなども米国牝系の出身。重馬場を馬群の中から突き抜けたキョウヘイのルーツはカナダ。近年だと、がっつり欧州血統で決まったのはロジクライとジュエラーのワンツーフィニッシュだった2016年くらいでしょうか。

そんなわけで、がっつり米国牝系を固めて馬券を構築します。本命はサンクテュエール。父は京都マイルを庭扱いしているといっても過言ではない（過言かもしれない）ディープインパクト。母は名牝ヒルダズパッション。半兄には日本産馬としてアメリカで走り、芝ダートでG１を勝利したヨシダがいる名血統です。

今回は小頭数ですし、2頭で「ワンツー」の目も見ながら購入。対抗にはカバジェーロを置いておきます。こちらはロードカナロアサンクで母父はダンスインザダーク。この血統構成は昨年の8月に札幌でえらく強い勝ち方をしたフォークテイル（アルバートの妹）と同じですね。「大成しているロードカナロア産駒」の規則性に当てはまらない血統構成なのでいまひとつ能力をつかみとれていませんが、母系からもナスルーラやグロースタークを潤沢に引いているので及第点ではないかなと。

簡潔で申し訳ないですが、時間の関係上検討はこんなところで。サンクテュエールの単勝と、サンクテュエール、カバジェーロの馬連ワイドを購入します。