４連勝で前哨戦のリリーカップを圧勝したソロユニットが中心。前走は２歳牝馬としてはタフなローテーションだったが、その不安を完全に払拭して、能力の違いを見せつけるレースとなった。操縦性が良く、折り合いもつき、抜け出す時の瞬発力は世代トップクラス。テン良し、中良し、終い良しの三拍子で、そのポテンシャルは他馬を圧倒している。前走時の馬場はかなりタフで、同開催の後半で１分13秒台をマークしたのは古馬スプリント重賞で活躍するジョウランとこの馬だけだった。ＪＲＡ勢が相手でもこのレースに関しては１強。相手探しは難解。これまで戦ってきた相手、負かしてきたメンバーを比較して、クローリスノキセキ上位をみた。芝向きの走りであることは間違いないが、３走前にはのちのフローラルカップ優勝馬を子ども扱いしており、能力はかなり。先行激化が予想されるメンバー構成で、この馬の末脚が生きる。