本命は5番ヴィクターバローズ。初戦は3着も、4角外を回して伸びた点で好評価。次走は確勝だろうということで臨んだ前走も2着に敗れてしまったが、相手も確勝級の存在だっただけのこと。この馬含めて前走2着馬が5頭もいて、一見ハイレベルに見えるが、前走のココロノトウダイほど脅威になる馬はいないと判断。本来単勝1倍台半ばになっておかしくない馬が、2倍以上のオッズで買えるのは非常に美味しい。

　万が一不覚を取るとすると、前で粘られること。そこで警戒したいのが、前走逃げて2着の12番でも、スローペースを2番手で折り合って2着の13番でもなく、3番のヤシャマル。
　前走は後方からの競馬になってしまい、直線では進路が見つからずフラフラし、馬も頭を上げる始末。それでも首を使えたラスト150mは鋭い脚を見せた。今回は減量騎手に乗り替わり3kg減。直線で前が開けた位置につけられれば、そのまま押し切る可能性は秘めている。この馬を対抗評価とする。

　▲には6番ミスミルドレッド。新馬戦は2着も、3〜6着馬が既に勝ち上がり。確勝を期して挑んだ前走は、完全に脚を余す形の2着と内容は悪くない。ただ、そこから中1週でのローテがどうかというのと、小柄でやや非力っぽいだけに昨日からの雨の影響がどこまであるか。デムーロ騎手が無理をさせない可能性もあるだけに、力は認めても軸にはできない一頭だ。

　☆は4番ヴィアメント。初戦、2戦目と正直評価しにくい内容だったが、意図的にか控えた前走で上がり33秒4の決め手を発揮した。同じ競馬ができれば勝ち負け出来てよさそうだが、前走のメンバーレベルを考えるとそこまで強気にもなれない。(今年の)来日一戦目となるデットーリ騎手のお手並み拝見といったところ。

　重馬場込みで期待したいのが△7番ショウナンアクア。デビューからの2戦がいずれもスローの上がり勝負で、この馬には向かなかった。今回はもう少しペースは流れると思うし、時計がかかってくれば☆4番あたりとの逆転は十分可能と考える。

　本命の5番ヴィクターバローズの単勝と馬連3−5が本線。5番を1着固定にし、3番を2、3着で折り返す3連単フォーメーションを追加配当で狙おうと思ったが、3連複でも思った以上につくのでそうした。

　8番ラザフォードはルヴォルグの弟＆藤沢和雄厩舎ということでルメール騎手が騎乗しているものと思われるが、新馬戦での走りを見る限り、ここで通用するかは素直に疑問。一変の雰囲気を感じないのでここは見送る。