展望：先行有利
今開催の東京ダートは先行有利。これは良馬場であろうが、道悪であろうが、変化がありません。土曜で差しが決まったのはペースの流れたレースのみ。土曜は内枠の方が良かったですが、乾くので、そこまで内有利にはならないでしょう。

◎5.ダンツファイター
未勝利勝ちが超ハイレベル。
前走は外枠から二の脚を利かせて先行。3.4角ではもう手応えがなく、2600ｍが長すぎました。
前々走は芝2000ｍ。五分に出て、Sペースの逃げに。稍重の馬場も良かったのでしょうが、3馬身差は快勝。
3走前は出遅れて後方から。Sペースだったので、この時点で厳しい格好に。ただ、12着とはいえ、レベルの高い世代限定1勝クラスで0.6秒差。大混戦だったので、全然負けてはいません。
4走前は五分に出て先行。1000ｍ通過63.3秒は遅めでしたが、超強力なクレーキングを終始、マーク。L5から速いラップで推移したため、甘くなっても仕方ないレースになりました。陣営も「強い勝ち馬を追いかけたことで甘くなりました」と述べていましたが、クレーキングをマークするくらい力ある馬なのでしょう。
未勝利勝ちはすでにオープン入りしたピカピカサンダーなど強力馬多数。外枠から先行え。L2は11.9-12.2の余力ラップで、2馬身半差の完勝。上がりも最速の36.1秒。この時倒した相手を考えれば、2勝クラスも突破できる馬でしょう。

◯13.ロッシニアーナ
前走・鋸山特別は1000ｍ通過61.8秒のHペースもL2は12.8-12.3の加速＆余力ラップ。これは勝ったリアライズカミオンが強すぎただけ。出遅れから巻き返して前目へ。直線で止まった馬を交わして2着に浮上。相手が悪かっただけで、こちらも最後までよく伸びています。
前々走は800ｍ通過46.9秒のHペースを先行押し切り。
3走前はナルカミの4着。こちらも相手が悪すぎました。
この相手関係なら上位。

▲12.テーオーライマン
もう少し前に行けてもいい馬。
前走は出負け気味で後方から。1000ｍ通過60.8秒のHペースで、上がり最速をマーク。届かずも3着確保。2着タガノマカシヤは次走で2勝クラスを突破。
前々走は五分に出て中団待機。1000ｍ通過61.3秒のHペース。こちらもタガノマカシヤと0.2秒の僅差。
Hペース故に控えてるだけで、3.4走前を考えれば、前に行けるでしょう。芝発走の外枠。先行して。クリスチャン・デムーロ騎手もプラス。

他馬について。
4.アリエスキング：3走前が東京ダート1600ｍ。五分に出て待機策。800ｍ通過46.5秒のHペースだったので控えたのは良かったと言えます。外からしぶとく伸びて4着。ショウナンカブトに先着を許した格好に。前走は外枠やHペースも響いた印象。前々走は余力ラップ戦で、それなりにレベルの高かったレース。2勝クラスはいずれ勝てそうですが、今回は4番枠から先行できるかがカギ。レース質に合わないと見て。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。