展望：外枠差し有利

◎15.ルグランヴァン
前走・レパードSは不良の高速ダート。インをロスなく回る必要性の高いレースでした。本馬は外枠から出していって中団付近へ。3.4角では外を回されてしまう不利な展開になったため、度外視で構いません。
前々走はほぼ11秒台を刻む芝並の好ラップ。
大外枠から五分に出て、先団へ。800ｍ通過47.0秒は重馬場を考えるとミドルペースか。逃げたスペイドアンをただ一頭追いかけて、2馬身差を付けて快勝。1.34.4は重馬場だとしてもかなりの好時計。同日の1勝クラスが1.35.8。1.4秒も速かったのだからハイレベル戦でしょう。
1勝クラスでは、すでに3勝クラスを勝ったタガノバビロンを撃破。
勝つ確率は非常に高い。

◯13.メイショウフジ
長期休養明けの3走前、休み明けの前々走は追い切りで終いに失速。前走は南Wで時計が出ていたので、安心して対抗にしたのですが、全く走れず。あまりにも動けなかったため、状態面も良くなかったか。陣営は「暑い時季が駄目なので夏は休ませ、涼しくなってから始動。追う毎に動きは良化。マイルは正直短いが、このクラスでも十分やれる馬だから。問題はスタート。しっかり決められるかだね」と述べています。前走が5月だったので、デキ落ちだった可能性も。
前々走は枠入り不良で調教再審査の制裁を受けました。出遅れて後方から。1000ｍ通過62.3秒と流れていたため、後方待機自体は良かったと思いますが、1000ｍ過ぎから徐々に動いて3角ではもう先行集団を見る形。6頭分くらい外を回されたことで直線で位置を落としており、それでもよく伸びてきただけに相当に強い。勝ったストライクは上手く溜めていました。
長期休養明けの3走前も出遅れて後方から。1000ｍ通過62.1秒と流れた中、3角は馬なりでスルスルと進出。直線でしっかりと差し切りました。
今回も追い切りはしっかり動いているので、改めて期待します。

☆3.4.5.6.7.8.9.10.11.16
相手手広く。
3.ベンヌは前走、1000ｍ通過59.2秒のHペースを先行して押し切っているだけに、力はありますが、東京ダート1600ｍ対応がカギ。前走のL2は12.3-13.0で、力は出し切ったと言えるでしょう。前々走は600ｍ通過34.2秒のHペースで逃げて7馬身差。L2は11.8-12.2。1F延びる＆この時ほどの道悪にならないので、そろそろ危ない気がします。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。