展望：外枠先行有利
割と速い馬がいるため、展開読みが難しいところですが、中山ダートはやたらと時計が出ていて、先行有利が顕著。多少速い程度なら強い馬が前目で残せるでしょう。

◎16.ロフティーイデアル
休み明けの4走前から崩れずに走れていますが、力も付けたのでしょう。
前走がハイパフォーマンス。1000ｍ通過は63.5秒のSペースでしたが、L4は49.6秒の余力ラップに。中山ダート1800ｍで余力ラップは出にくいため、その価値はかなり高い。4番枠からすんなり2番手へ。逃げたフィールオーサムをマークする形で、直線では相手を競り落としました。フィールオーサムもずっと1勝クラスで崩れておらず、高いレベルで安定している馬。
本馬の1.53.1も好時計勝ち。2勝クラスでも不足はなくて。

◯2.イゾラフェリーチェ
前々走は久しぶりのダート戦。未勝利勝ちは関東オークスの平凡さから足りないと考えていましたが、2着に好走。五分に出て、すぐにハナへ。そこから行く馬を行かせてインの4番手へ。砂を被っても問題はなく、直線はやや追い出しを待たされる場面がありましたが、エンセリオと3/4差に食い下がりました。エンセリオはずっと高く評価していた馬で、流石にこのメンバーなら足りると思って本命を打った形。メンバーレベルにも恵まれたとはいえ、L2の12.0-11.6の加速＆余力ラップに対応したのだから能力は高い。
前走・横手特別はL4が48.7秒で、L2が12.2-12.3の余力ラップ戦で、ハイレベル戦だったという見立て。号秒に出て、外の2番手へ。実力ある3頭に負けただけで、4着でも価値は非常に高い。1着プロミストジーンは3歳オープンで2度の2着があった馬。2着スマートケープは次走、2勝クラスを1.2秒差の大楽勝。3着ピクシレーションも次走、2勝クラスを楽勝しました。

☆1.5.8.10.12.15
実力馬へ。

他馬について。
7.モズカトレア：使って上向きという話。前走は五分に出て、行く馬を行かせて2番手へ。途中、マテンロウノカゼがマクたことでL5が11.6秒までペースアップ。先行して押し切りましたが、L2は12.9-13.5。時計の出る9月開催だったので、どこまで価値があるのか。未勝利勝ちは1000ｍ通過65.8秒の超Sペースで逃げに。L2の12.4-12.7は水準ですが、あくまで未勝利での話。ハナ差まで追い詰められており、2勝クラスで即通用かは怪しくて。

【自信ありプロファイル】
的中・回収バランス型
自信・不安のポイント：
ロフティーイデアルもイゾラフェリーチェも前走がハイレベル。ロフティーイデアルは外枠が大きな魅力で、差す競馬もできるため、ペースが流れても安心でしょう。
イゾラフェリーチェの方が枠でやや不安がありますが、ここ2戦ともレースレベルは高かった。前々走はメンバーレベルが低いと書きましたが、ラップ優秀だったので、評価して良いでしょう。
不安はHペースになった時。そうなるとロフティーイデアルは安心でも、イゾラフェリーチェの方が危うそう。売れると思うので、単勝は押さえませんが、売れないようなら単勝を押さえておくのも手で。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。