展望：外枠差し有利
土曜の札幌芝は雨の影響を受けて、外差し傾向になるはず。
先週日曜12Rで1番枠のピンクジンが勝利しましたが、直線は内からどんどんと外に出していく形での勝利。2.3着馬は元から直線で外に出していました。キーンランドCはパンジャタワーが5番枠からすぐ外に出して、終始、外を回して差し切り。外の方が馬場は良いはずなので、雨の影響を受ける土曜も外差し傾向が強く出ると見て。

◎10.ミラージュナイト
前走はスタート後に思い切り躓いてしまい、最後方から。かなり大きな不利だったと言えます。3角でスッと反応して前目へ。直線で外から差し切り。L2が11.8-11.5の加速ラップで、差し切った本馬はより速いラップで差し切っています。まだまだ余力は十分。
前々走・すみれSは1000ｍ通過59.5秒のHペース。2番手から運び、世代で上位の力を持つファイアンクランツをハナ差封じ込めての2着。
先行・差し自在。バゴ産駒のため、タフな馬場はこなせるでしょう。

◯11.レイピカケ
タフな馬場やレースが合う馬。
前走は出遅れて最後方から。そのまま後方のまま終わりましたが、2600ｍも長かった印象。
前々走は高速馬場の函館。ここも出遅れて後方から。1000ｍ通過60.6秒は馬場を踏まえるとスローで、上がり最速タイの34.0秒をマークしましたが、届く展開にならず。0.9秒差ならそう負けていません。
3走前が非常に優秀。ここもいつも通り出遅れ。1000ｍ通過61.9秒のSペース。その後もペースが一向に上がらず、L2が11.9-11.4の加速＆余力ラップに。残り200ｍでは前とまだ数馬身あったため、この馬は終い、相当速いラップでまとめています。
今の馬場は大きな魅力。騎手が不安ですが、この馬場ならスローになっても、位置を押し上げていきやすいはず。流れれば、前が止まるはずなので、いずれにしてもここはチャンス十分で。

▲13.バニシングポイント
多くの厩舎を渡り歩いてきた馬。
古賀慎明厩舎が一番合っている印象。坂路主体の調整にしたり、ダートを使ったり、やることなすこと全て上手くいっていました。ダートで期待していましたが、最近は結果が出ず、芝へ。かつては2400ｍを使ったこともある馬。マイルがベストな気がしてなりませんが、ここは古賀慎明調教師の判断を信頼して。少額押さえます。

他馬について。
2.ハートメテオ：前走は五分に出て、先行。3角の手応えが良く、先行押し切り。2着シンゼンカガに迫られたのはやや微妙も、好時計勝ち。前々走の未勝利勝ちは好発。インの好位へ。L2は11.7-11.5の加速ラップ。未勝利クラスでは力が違いすぎました。3.4走前は余力ラップ戦で2着。既走馬相手の初戦は未勝利戦としてはメンバーレベルの高い一戦でした。力は認めます。しかし、2番枠は最悪でしょう。
7.ショウナンサムデイ：前走は1000ｍ通過61.7秒のSペース。先行。インでロスなく立ち回り、外を回したキングスコールを撃破。新馬戦の借りを返した形です。L2は11.3-11.3の持続＆余力ラップ。2戦目の未勝利勝ちも余力ラップだった通り、時計の出る馬場が良いはず。時計の掛かる馬場だったミモザ賞のパフォーマンスが低くて。
14.ナグルファル：弥生賞ディープインパクト記念の敗戦の弁が「馬場の影響でうまく進むことのできない競馬になってしまいました」というものでした。五分に出て中団インに待機。3角では促しても反応が悪く、直線は流れ込んだだけ。2勝クラスなら通用でしょうが、弥生賞ディープインパクト記念の負け方が悪すぎて。外枠はプラス。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。