◎キャンディード

前走の新馬戦はスタートは速くなかったが押して内ポケットで追走し、ロスなく立ち回ったとはいえ最後は一頭違う脚を使って差し切り。着差以上に強い内容だった。

母はSpeightstown産駒で短距離馬だったが、父トーセンラーで走りからもスプリンターという感じはしない。距離が延びてさらに良さが出る可能性は十分ありそうだし、距離延長馬多数のメンバーで上手く溜められれば。

 

〇スターアニス

2走前の新馬戦は出遅れて後方になり、スローペースでも追走で手が動きながらで最後はじりじり差を詰めたが前とは位置取りの差が大きかった。いかにも初戦で気持ちが入っていない走りだった。前走はスタート遅かったがやや押して先行馬を見る位置で追走し、一頭全く違う手応えで抜け出し楽勝。同日1勝クラスより0.5秒速い勝ち時計で優秀だった。

いかにもドレフォン産駒らしく初戦を叩いて一変してきたし、スピード一辺倒の走りではなく距離延長も問題なくこなしそう。派手な勝ち方だった分人気を背負うのだけマイナスだが、特に嫌う要素はなく普通に走ってきそう。

 

【他有力馬見解】

マイケルバローズ

前走の新馬戦は好スタートから控えたが外からじわじわとポジション取って3コーナー入るところで番手まで取り付いた。直線は追い出し待つくらい手応えはあったがじりじりとした伸びで何とか押し切り勝ち。

初戦は時計的にもそこまで目立つ内容ではなかった印象ではあるが、初戦はあまり走らないロードカナロア産駒で調教の動き的にも叩いて上積みはありそう。それでも人気になるならあまり買いたい気にはならず。

 

パープルガーネット

前走の新馬戦はスタートからやや促して好位の馬群で追走し、直線は馬群でしっかり追い出しを待ってから先に抜け出していた馬を差し切って勝利。優等生の競馬ができた。

世代初週の新馬戦らしくメンバーは揃っていて、出走馬からすでに4頭が勝ち上がり。母も2歳重賞で活躍したように最初から完成度が高い牝系でこの時期にはアドバンテージがあるし、ほぼフルゲートの競馬で控えて差す競馬ができているのも大きい。人気なりに評価していいのでは。

 

タマモイカロス

2走前は外枠からやや促しながら中団後ろで追走し最後は外からじりじりと脚伸ばしてきたが勝ち馬には突き放された。デクラレーションオブウォー産駒でもっと長い距離の方が合う印象。前走は距離延ばして番手でスムーズに運べて手応えが他馬と違い、楽々抜け出して快勝だった。

速い上がりは使えていたとはいえ、5頭立てのスローで番手からと再現性に乏しい競馬で前走の内容は信用できず評価は控えめ。

 

アイルトン

前走の新馬戦は出負けしたが行き脚はついて番手に付いたが、3コーナーで外から勝ち馬に被されてポジション下げた。その後は手応えはあまり良くなかったが最後までしぶとく脚伸ばして勝ち馬とほぼ並んで入り2着。

内容的にはマイケルバローズとも差が無かったのでそれが人気するならこちらをというのは妥当な考えには思うが、オッズ的にもほとんど差がないし個人的にマイケルバローズ自体の評価が高くないので特に買う気にはならず。

 

【買い目】

単勝◎　馬連or枠連◎〇　三連複◎〇→△

◆消印について
　単勝オッズ10倍以下になる見込みで、期待値が低いと判断した馬となります。
　※買い目構成の便宜上、消馬にも印が入る場合があります。

・2023年〜2024年5月までの消印成績
　[ 246 - 239 - 226 - 1509 ]
　勝率　11%
　複率　32%
　単回　57%
　複回　61%