展望：外枠先行有利
土曜は乾いた東京ダートの傾向通り、外枠先行馬が有利。
ここも外枠の先行馬から。

◎13.フィリップ
元から高い素質を示していた馬ですが、乗り替わりや距離短縮で安定。力も付けているように思います。
全オスは不良馬場とはいえ、600ｍ通過34.4秒は速く、しかも途中からハナを奪う強気な競馬に。止まっても仕方ない形でしたが、アンジュフィールドに並ばれてからもしぶとく抵抗。勝ちに等しい2着でした。
前々走は600ｍ通過35.1秒。スタートを決めてインの4番手へ。改修後の阪神ダートとしては理想的な立ち回りでしたが、タフな砂で差しも届く流れ。内から伸びて3着。外の2着馬に最後捕まりましたが、上々の結果。
ここも逃げられそうで、枠も良いところです。

○16.ジャスパーバローズ
前走はメンバーレベルの低いレースでしたが、L2が12.0-12.1の余力ラップ。レースレベルはそれなりに高かったのではないかと考えています。
外枠から好発を決めて先団へ。逃げ馬に逃げ切られましたが、2着は安泰でした。
前々走はフィリップが3着。それとアタマ差の4着でした。あまりスタートが良くなく、中団後ろからに。3.4角で外を回すロスの響く形でしたが、フィリップとアタマ差のところまで差したのだから力は高い。
1400ｍでも安定して走れるようになってきました。

▲8.ウィンダミア
3走前のムーム戦がハイレベル戦。4着でしたが、1.11.8なら上々です。
続く中山ダート1200ｍ戦は最内枠で出負け。リカバリーして中団へ。ロスなく乗り、一旦は3番手に浮上。惜しい5着。
1400ｍも守備範囲。前走は600ｍ通過36.3秒のスローでしたが、稍重で差し脚の生きる展開に。前で残したのは勝ったルージュスタニング、続いて本馬。2着とは0.1秒差の6着でした。
差はなく、先行力を生かして。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。