展望：外枠先行有利

◎12.プレアデスグループ
芝の1勝クラスでも1戦続けて1番人気に推された馬。
枠やHペースが敗因のため、芝でも十分にやれる馬です。
初ダートの3走前はスタート五分も、1000ｍ戦で600ｍ通過は33.1秒。ペースが速すぎて中団からに。不良馬場で前に付けた馬がそのまま残す展開でしたが、最後の脚色は断然。まとめて呑み込む勢いでしたが、0.3秒差の5着まで。
前々走は馬場入場後に放馬。競走除外に。
前走は出がイマイチで、前に位置を取れませんでした。600ｍ通過35.0秒は遅く、L2も12.3-12.6と減速幅の少ないレースに。前との差が詰まらなかったのも仕方ありません。
本来はもっとテンの速い馬。位置を取れれば、巻き返せるだけの力を備えています。

○15.ヨドノゴールド
新人の橋木太希騎手が乗っても崩れない馬。
前走は最内枠で押してハナへ。600ｍ通過33.6秒は速くなりましたが、3着以下を4馬身離しての2着は立派。
前々走は外枠から2番手へ。逃げ馬が勝手に止まり、ハナへ浮上。こちらも3着に3馬身付けての2着。1勝クラスでは力が上。
前走のようにすっ飛ばした方が良さそうですが、内を見ながら運べる枠のため、2番手辺りになりそう。その形なら前走のようなHペースになりそうもなく、前有利になるはずです。

▲9.ライトニングゼウス
前走はヨドノゴールドが最内枠から出していったため、600ｍ通過33.6秒のHペースに。この速い流れを付いていったため、苦しくなりましたが、掲示板確保なら悪くはありません。
前々走は中枠から押してハナへ。600ｍ通過34.1秒。残り100ｍ付近で捕まり、0.5秒差の2着でしたが、本馬も終い12.9秒の計算になり、13秒台まではバテていません。
3走前は休み明けでやや重め。
ヨドノゴールドが内を見ながら運ぶ形なら前走のようなことはなさそう。

他。
13.ジーベック
ブリンカー再着用＆坂路自己ベストマーク。
1200ｍの前走、1400ｍの4走前を見る限りでは、ブリンカーを着用したからといって前に行ける馬ではないでしょう。前走は4F目で大きく緩み、差し馬が位置を押し上げやすいラップになりました。600ｍ通過34.6秒も速く、外を回されたこと以外は上手く運べていました。それで4着。今回も届くかどうか。
14.ゲーベル
中央未勝利で3度1番人気に推された馬。中央時代に戦ってきた相手はそれなりには強かったと言えます。高知では5戦して、内、4戦のスタートが悪く、ここでしっかりと位置を取れるかはカギ。また、高知1400ｍでの時計も微妙。1分30秒台を出していれば、1勝クラスでも通用しやすいですが、本馬は1.32.6でしか走れていません。冬場のタフな馬場ではありましたが、地方で力を付けたどころか、力を落としていた危険性もなくはないでしょう。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。