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まぐの予想

11R

ヴィクトリアマイル

5月18日(日) 15:40 東京 芝1600m
予想印
12シランケド(7人気)
17アスコリピチェーノ(1人気)
14マサノカナリア(17人気)

【ご注意】予想の転載はお控えください

レース結果
着順 馬番 馬名 人気(単勝オッズ)
1 17 アスコリピチェーノ 1人気(2.5倍)
2 16 クイーンズウォーク 4人気(8.5倍)
3 12 シランケド 7人気(18.1倍)
4 3 アルジーヌ 5人気(9.1倍)
5 18 アリスヴェリテ 15人気(97.7倍)
6 8 シンリョクカ 14人気(77.2倍)
7 9 アドマイヤマツリ 6人気(16.7倍)
8 2 ステレンボッシュ 3人気(8倍)
9 1 クリスマスパレード 8人気(20.4倍)
10 11 シングザットソング 16人気(112.2倍)
11 7 ワイドラトゥール 13人気(56.6倍)
12 5 ラヴェル 10人気(27.2倍)
13 4 サフィラ 9人気(25.1倍)
14 14 マサノカナリア 17人気(167.7倍)
15 13 ビヨンドザヴァレー 11人気(39.3倍)
16 10 ボンドガール 2人気(6.2倍)
17 15 ソーダズリング 12人気(43.6倍)
6 ミアネーロ 取消
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝(通常)
12
2,000円
馬連(通常)
1217
1,600円
馬連(通常)
1214
300円
馬連(通常)
1417
100円
ワイド(通常)
1217
4,800円 払い戻し :4,800円x10.5倍=50,400円
ワイド(通常)
1214
900円
ワイド(通常)
1417
300円
合計 10,000円
払い戻し・収支
払い戻し金額 収支
50,400円 +40,400円

見解

【全頭解説付き】恐るべき実力……!

展望:外枠差し有利
東京芝1600mは「前半3F速い→中盤2F緩む→後半3F速い」というラップ構成になりやすく、緩んだ区間で動きやすい外枠が恵まれやすい傾向にあります。今年は、あまり速い逃げ・先行馬がいません。アリスヴェリテはマイル並みのペースで2000mを逃げ切っている馬。大外枠から出していく可能性が高そう。G1のため、極端に緩む可能性は低く、外枠の差し馬が恵まれると見て。

 

◎12.シランケド
スタート・二の脚ともにかつてよりはだいぶ改善しています。
前走・中山牝馬Sは本命。やや悪い出でしたが、二の脚を利かせて位置を取りに行く形。初角で外を回されて位置を下げた時は非常に嫌でしたが、ただ、インも悪化していたため、大きな不利にはならなかったか。1000m通過59.6秒のMペース。想定よりも速くならず、前の残れる展開でしたが、自分から動いていく形で、外からねじ伏せました。
前々走は出遅れ。リカバリーする気もなく後方待機。5F通過61.2秒ならスローペース。前の残る展開でしたが、上がり33.0秒のダントツの末脚で楽に差し切り勝ち。ちょっとモノが違うなという内容でした。
3走前の2勝クラスは5F通過59.8秒。福島芝2000mでこのペースなら差しの届く展開でしたが、4馬身ぶっ千切ったのは相当に強い。
マイルがカギですが、この馬は中京芝1400mの未勝利戦、600m通過33.6秒のHペースで前が止まってくれた面もありますが、大きく出遅れながらも終い、あまりにも他馬と桁外れの脚で差し切っています。
特にマイルも問題はなさそうで、素質馬がいよいよのG1挑戦。陣営は「昨年までは体質が弱くコンスタントに使えませんでしたが、ようやく持っているポテンシャルに体が追いついてきた印象です」と前向きです。
体も成長してきた今、本命を打たずにはいられません。枠も良いので、あとは悪くない位置に付けられれば。

 

○17.アスコリピチェーノ
前走・1351ターフスプリントはトラッキングシステムの通過タイムを見る限りはSペースでしたが、1351mでもすんなりとインの好位へ。4角でインから2番手に浮上。逃げ粘るウインマーベルをしっかりと捕まえての勝利。ウインマーベルも私の評価は高いですが、やはりこちらも相当に強い。
前々走・ゴールデンイーグルはスタートが悪く後方から。17番ゲートのため、外々を回されるロス。勝ち馬がインを突いて差し切っただけに、外枠が響きました。それでも12着という着順ほど差は感じさせませんでした。
3走前・京成杯AHは開幕週の超高速馬場&直線強い追い風。800m通過45.6秒はさすがに速く、中団外めから。3.4角では外めを馬なりで進出していくと楽に差し切り勝ち。追い風が強かったとはいえ、終い10.9秒に、勝ち時計の1.30.8は同日の他レース比較でも優秀。
4走前・NHKマイルCは直線で挟まれる大きな不利を受けながら2着に好走。
5走前・桜花賞は道中はステレンボッシュより前に付けていましたが、4角で外に膨れたことで先を越されてしまいました。最後は差を詰めているだけに、4角でのロスが痛かったものの、1.32.3で走破しているなら優秀。
桜花賞のロスを考えれば、能力ではステレンボッシュより上のはず。
海外帰りがカギになりますが、追い切りからは問題なさそう。
地力最上位の馬が好枠を引いた以上、相手として信頼します。
この馬を相手として信頼する以上、他の人気馬は勝負になりそうでも見送ります。

 

▲14.マサノカナリア
ウマい馬券で5度印を打っている、高く評価している馬。まさか今年のヴィクトリアマイルで見られるとは思いもしませんでした。
前走の3勝クラスは横山典弘騎手が騎乗。11番枠も外で、後方待機になるのでは……と疑って無印に。結果的には大きく後悔させられる形に。
600m通過34.4秒は阪神芝1400mとしてはほぼミドル。五分に出て、ほぼ馬なりで好位のインへ。序盤は力んでいましたが、許容内。3.4角も手応えが良く、直線は早めに抜け出す形。2着ガロンヌとはクビ差ですが、交わさせるような感じは一切ありませんでした。素晴らしいのがラップで、L2の11.7-11.3の加速&余力ラップは、阪神芝1400mではなかなか見ません。本馬は終い11.2秒では走れており、先行して差す競馬をしたと言えます。これならマイルは問題ないでしょう。
ここ2戦が53キロ。3走前も55キロでの勝利だったため、56キロがカギ。
高杉吏麒騎手が差す競馬を教え込んだ馬ですが、前めから速い上がりを繰り出す競馬をしてほしかった馬。前走の横山典弘騎手は見事にその期待に応える騎乗をしてくれました。
大穴で一発はあり得る……!

 

以下は無印の馬について。

 

1.クリスマスパレード
ハイペース耐性の高い先行馬。
前走・中山牝馬SはHペース想定。「前で残すならこの馬」だとは書きましたが、展開面で嫌って無印に。五分に出て、二の脚を利かせて2番手へ。1000m通過59.6秒と実際に速めのペースになりましたが、離れた2番手で無理はないポジショニング。さほど差し有利にならなかったため、3着に残せたという印象。
前々走・中山金杯は5F通過58.7秒の超ハイペースの逃げ。ホウオウビスケッツにピッタリとマークされる形。直線は止まりそうに映りましたが、二枚腰を使い、ホウオウビスケッツの方が先に失速。残り100m付近までは先頭をキープ。このハイペースで飛ばしながら4着に残したのは強い内容でした。
3走前・秋華賞は大逃げの2番手。2番手の本馬の位置でもやや速かったですが、3番手を引き離したことでさほど不利にはならなかったか。それでも残り200m付近で先頭。2着とは0.1秒差だからハイペース耐性の高さと力を示したと言えるでしょう。
ダート2100mにもチャレンジ(関東オークス)した馬で、東京マイルが合うタイプではなくて。
2.ステレンボッシュ
スタートが悪いものの、リカバリーできるタイプ。
前走・大阪杯は五分に出て、後方の外めを追走。1000m通過57.5秒の超Hペース。3角で押して上がっていきましたが、直線はもう手応えがなく、惨敗。
前々走・香港ヴァーズは出が悪く、後方から運びましたが、3.4角で外からマクっていく形で、直線では一旦は先頭に。ところがそこから失速してしまい、2400mは本質的に長いという判断でしたが、前走を見ても止まり方がかなり気になります。
3走前・秋華賞は出遅れ。ある程度はリカバリーして後方から。3角は外にボンドガールを置く位置で、4角から直線では内へ。少し馬群をさばくところがありましたが、不利と呼べる事象はなく、3着に浮上。
チェルヴィニアとは着差以上に差があるなという印象。アスコリピチェーノよりも下という見立て。とにかく、ここ2戦の負け方が気がかり。
また、東京マイルは外枠の方が有利なコース。枠も良くありません。
3.アルジーヌ
前走・阪神牝馬Sは最内枠から五分に出て、インの好位へ。800m通過47.5秒なら前有利。直線はサフィラとビヨンドザヴァレーの間にスムーズに進路を見つけて、差し切る勢いでしたが、サフィラにハナ差残されての2着。
前々走・ターコイズSは4F通過46.3秒とやや速いペース。五分に出て中団から。3角で外目を上がっていくと、1馬身抜け出して押し切り。当時の超高速馬場を考えると、1.33.2は物足りませんが、トップハンデを背負って強敵を撃破しただけに割り引くことはなさそう(同日ひいらぎ賞が1.32.4の2歳レコードでした)。
3走前・カシオペアSは行き脚がついて先行。1000m通過58.0秒のHペースだったのでやや前すぎる位置でしたが、直線で早めに抜け出すと差し馬たちを完封。1.44.8も好時計。
前走時点で上がり勝負に強いイメージが全くありませんでしたが、上がり33.0秒を使えたのは一定の評価を与えられます。
4.サフィラ

前走・阪神牝馬Sは軽く促して好位へ。Sペース想定でしたが、800m通過47.5秒ならそこまで遅くなった訳でもありません。直線では内枠のアルジーヌやビヨンドザヴァレーに並ばれて万事休すかと思いましたが、二枚腰。ハナ差、押し切りました。L2は10.8-11.4と速い水準。後半を速くして1.32.8という好時計をマークしているだけに、レースレベルは高い。
僅差の馬が多数出走してくる中で、2番手からの競馬は恵まれてはいますが、安定した先行力を身に着けているのも確か。
超ハイレベルのアルテミスSの2着馬。馬体減などに苦しんでいましたが、4走前は陣営が「ようやく馬体が成長。今までは加減しながらでしたが、今回は攻めた調整ができています」と前向きになりました。以来、崩れておらず、ここもそう差はなさそうで。
5.ラヴェル
速い上がりに対応できない分、タフなレースで強い馬。
前走・大阪杯は五分に出て中団後ろ付近へ。1000m通過57.5秒のHペースだったため、好位置で競馬ができたと思います。インをロスなく回り、直線入口では5番手付近まで浮上。そこから伸びあぐねたものの、0.7秒差ならよく走れています。
前々走・金鯱賞は良馬場でやりたかったという話。
出負けして後方から。超ハイペースだったので、位置に関しては問題ありませんでしたが、後方のまま伸びず。速い上がりに対応できないにもかかわらず、良馬場専用だと好走レンジが狭い。
3走前・チャレンジCは5F通過58.4秒のハイペースに。出負け気味に出て後方から。馬群の中からロスを防いで進出。直線で馬場の真ん中に出して抜け出すとそのまま押し切りました。川田将雅騎手がかなり上手く乗ったのは確かですが、手応え良く進出できたのは馬も強かったからでしょう。とはいえ、G1で通用するかは疑問で。また、この時のような時計の掛かる馬場がベストだと思います。東京マイルは勝ってはいるものの、2歳時の話。本質的に合いません。
競走除外:6.ミアネーロ
前走・中山牝馬Sは最内枠で出遅れ。練習では問題ないそうですが、いざ本番になるとゲート内で体勢が悪くなるという話です。1000m通過59.6秒ならやや速く、ほぼMペース。インを突いて、狭くなる不利を受けて終戦。
前々走・ターコイズSは位置を取れないだろうと見て無印に。出遅れてしまい、完全に不利な位置になりましたが、上がり最速で差は詰めました。
3走前・秋華賞はスタートを決めて後方待機。大逃げがあって1000m通過57.1秒の超Hペースに。ロスなく乗れたとはいえ、直線はインからかなり良い脚で伸びてきて馬券内があるかと思うほど。残り100mで脚が急に鈍りましたが、2着とは0.3秒差。大健闘でしょう。
とにかくスタート。出てもテンが速い馬ではないため、後ろになるでしょう。
7.ワイドラトゥール
カリフォルニアクローム産駒としては切れるタイプで、血統面からの先入観は持たない方が良いでしょう。
前走・愛知杯は評価はしていたものの、外枠を嫌って無印に。ただ、馬場のインが想定以上に悪化しており、外枠は不利ではなかった印象。600m通過32.7秒は完全なオーバーペース。出は五分でしたが、行き脚が付かず後方から。馬場の良い外を追走して、直線は外から差し切り。
前々走・淀短距離Sは出遅れて後方から。3F通過34.5秒なら前有利の流れ。直線は大外から上がり最速をマークしましたが、届く位置にはいられず。
3走前・ターコイズSは距離を危惧。中団に付けてしぶとく伸びていますが、位置取りも少し後ろ過ぎたか。0.4秒差なら着順ほど負けていません。距離に関しては問題なさそう。
4走前・長岡京Sは600m通過34.1秒のHペース。ソロっと出て中団やや後ろから。道中はインで脚を溜めて、直線でやや外へ。空いた進路を一直線に伸びて差し切りました。1.20.0ならオープンでもやっていける数字です。
マイルは問題ないとはいえ、プラスとも思えず。
8.シンリョクカ
切れ味のない馬で、東京マイルは大きなカギに。
今回は行きっぷりの悪さ改善のために今回はチークピーシズ着用という話。
前走・福島牝馬Sは五分に出ましたが、どうも行き脚が付かず後方から。外めを回されてしまい、厳しい展開になりましたが、5着まで追い上げた点は評価。
前々走・白富士Sは▲評価。先行できると考えていましたが、想定よりも後ろになってしまいました。1000m通過60.8秒はS~Mペース。前有利の東京Dコースでもあり、前残り戦に。外から伸びてはいて、3着とは0.2秒差。決め手のあるタイプではないので、ポジションを悪くしたのが痛かったと言えます。
3走前・中山金杯は1000m通過58.7秒のHペース。17番枠のこの馬の内外に逃げ・先行馬が揃い、いつも通りの位置を取れませんでした。自分の形にならなかったので、度外視でも。
4走前・エリザベス女王杯は1000m通過こそ59.6秒と流れましたが、ペースアップの遅い後半3F戦に。外枠の先行馬が恵まれたレース。2番手の本馬はベストポジションでしたが、3.4角でモタついて外から蓋をされる形に。直線、伸びにくいインを突いての4着なら頑張っています。
新潟記念に関しては、上がり34.4秒で勝てる展開になったのは幸い。
チークピーシズ着用で位置は取りに行くでしょうが、マイルで位置を取り切れるかは半信半疑。
9.アドマイヤマツリ
デビュー時からそれなりに走ってきた馬ですが、一戦毎に力も付けてきている馬。
前走・福島牝馬Sは絶好の最内枠。五分に出てインの好位へ。1000m通過59.2秒はやや速めですが、前とは離れた位置だったため、展開不利にはなっていません。3角でインをスルスルと進出。楽に差し切り、2馬身差の完勝。枠に恵まれはしましたが、恵まれただけで2馬身差はなかなか付けられません。
前々走・スピカSは外枠でしたが、コーナーのインが荒れていたため、大きな不利にならないと見て▲評価。出は微妙でしたが、二の脚が非常に速く、すんなりと2番手へ。1000m通過59.8秒なら差しも届く流れでしたが、3.4角の手応えが良く、逃げ馬を交わすだけの楽勝でした。2着コスモフリーゲンは休み明けが不安だっただけで、次走で3勝クラスを突破しました。時計が出ていたとはいえ、勝ち時計の1.46.7は中山牝馬Sの1.47.1よりも速い数字。
使っているレースの大半が好時計か、優秀な余力ラップ戦。
G1でも力は通用しそうで。
10.ボンドガール
前走・阪神牝馬Sは五分のスタートから下げて中団へ。3.4角は外め。直線は、内のラヴァンダと最後の脚色がほぼ同じになりましたが、内外の差も多少は出たか。いずれにしても0.2秒差の僅差負け。鞍上も「外々になって、今日は並びが厳しかったです」と述べていました。
前々走・東京新聞杯は先団へ。4F通過46.1秒の速いペース。スムーズに進路を確保して伸びてきましたが、外のウォーターリヒトの末脚に屈しての2着。1.32.7は優秀でしょう。
折り合いに専念していた馬ですが、ここで出して行ったということは今後、マイル路線に専念するのでしょう。
今回、枠も良く、特に嫌う理由がありませんが、アスコリピチェーノの方が上と見ている以上、次点の馬を押さえる必要性を感じず。
11.シングザットソング
枠や展開面の不利が大きいだけで、前走くらいはやれる馬。
その前走・愛知杯は五分に出て、すぐにインに潜り込みました。中団付近から。馬場のインがあまり良くなかったとはいえ、全くロスなく乗れていたので、良い形だったと思います。ワイドラトゥールに差されて、2着確保もギリギリ。▲評価でしたが、この辺りが限界かなと感じる結果でした。
前々走・ターコイズSは致命的な15番枠。初角、3.4角も外を回されてしまい、ロスが響きましたが、最後は伸びてきました。0.4秒差なら着順ほど負けてはいません。イフェイオンに0.2秒先着されただけ。
前々走・スワンSは意外な先行策。ポートアイランドSで先行させたことで位置を取りやすかったという話。ただ、3F通過34.0秒のHペースを追いかけた分、外の差し馬に展開が向きました。速い流れを追走しながら終いまで脚色はしっかり。0.3秒差の5着なら上々です。
陣営は「前走後は牧場と連携を図って、計画的に進めてこられました。これまでで一番といえる、満足できる状態です。G1で相手は揃いましたが、狙っていきたい気持ち」と強気。前走以上には走れそうなので、それでどこまで足りるか、展開の助けも必要かなとは思います。
13.ビヨンドザヴァレー
上がりは使えないものの、先行して堅実。
前走・阪神牝馬Sは800m通過47.5秒で、前有利のペース。好発を決めて、先団に控える形。ほぼロスなく回ってくることができました。外からサフィラを差し切る勢いながら、内のアルジーヌ、サフィラを交わせず、外のラヴァンダに差されたところがこの馬を表しています。決め手に欠くため、オープン入りにも時間が掛かりました。
前々走・中山牝馬Sは逃げ・先行馬の多いメンバー構成を嫌いましたが、2番枠から好発を切るとインの中団で上手く脚を溜める形で運びました。1000m通過59.6秒ながらもタフな馬場。決め手に劣る面はカバーできた印象。3.4角の手応えも良く、終い一番だと言って良いくらいに鋭く伸びて4着に食い込みました。それでも4着。
長くいい脚は使えますが、東京マイルのG1で買える馬かは疑問で。
15.ソーダズリング
3歳時の三年坂Sを評価している馬ですが、高いパフォーマンスを出せているのが京都に偏っています。
前走・阪神牝馬Sは五分に出て、丁度、中団から。800m通過47.5秒なら前有利のペース。3.4角はスムーズで、直線でまとめて差し切りそうな勢いから止まったところを見るに、やはり急坂も堪えたのではないかと思わずにはいられません。
前々走・阪急杯は逃げ・先行馬がほとんどいないメンバー構成。600m通過35.2秒はSペース。五分に出て中団へ。馬場の良い外めを通して3着。2着アサカラキングは展開にも恵まれました。カンチェンジュンガに差されてはいますが、一頭離れた大外ぶん回しで、良いところを通ったとも言えます。3着なら力は示していますが、これも京都外回り……。
東京マイルでこれ以上のパフォーマンスが出せるとは思えなくて。
16.クイーンズウォーク
前走・金鯱賞は五分に出て、行きっぷり良く先行。デシエルトの大逃げで1000m通過58.2秒の超Hペース。川田将雅騎手が馬場の良い外めを走らせて、直線も大外へ。インを通したホウオウビスケッツをハナ差、差し切りました。鞍上は「この馬にとってはいい馬場ではなかったですが、自分で進むことを選択したので、自分のリズムで走りながら、走り切った時に前に出てくれればと思っていました」と述べていました。道悪巧者が全く走れなかったり、特殊な馬場だった感は否めず、本馬は行きっぷりの良さからも馬場はプラスだったのではないかという見立て。
前々走・小倉牝馬Sは5F通過57.7秒の超ハイペース。外の先団で、位置取りが前過ぎたように思います。3.4角で逃げ馬を捕まえに行くと、残り200mで先頭。押し切るかと思いましたが、ゴール前で様相一変。0.3秒差の6着なら頑張ったと思います。
3走前・秋華賞は躓いて後方から。50秒付近で少し動いて位置を押し上げました。3.4角で外目から動いていきましたが、外を回されすぎた面も。道中で無理した感が強いにしても、直線では全く伸びませんでした。
元々、陣営が「(桜花賞よりも)オークス向き」と述べていた馬。桜花賞は言い訳の利かない敗戦だったように思います。マイルは不安材料で。
18.アリスヴェリテ
前走・福島牝馬Sは五分に出ましたが、あまり行く気を見せず、先団に落ち着きました。力んではいましたが、元々、何故か逃げなかった馬のため、控える競馬にも対応はできます。1000m通過59.2秒とやや速いペースでしたが、前とは離れていたため、Hペースに巻き込まれてはいません。アドマイヤマツリの外めを回りましたが、3角でインを通したアドマイヤマツリに置いていかれてしまい、盛り返して4着まで。
東京マイルで切れるイメージはないため、前付けするしかないでしょうが、相手が強くて。前走でアドマイヤマツリに完敗している以上、手が出ません。ただ、大外枠なので、出が遅くても二の脚を利かせてハナを奪えそう。飛ばす形で、見せ場は作れそうです。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。

総合派
  • まぐ
  • 売れ筋No.27
  • 回収率TOP162
売り上げ
27
回収率
16%
的中率
5%

送られたスタンプ

  • 4
    無料
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サンキュースタンプ送信済み状態のフロートアイコン