展望：内枠先行有利
低レベルな牝馬限定未勝利。
新潟は雨予報もあり、最低、稍重までは悪化しそう。牝馬限定未勝利は差せる馬がおらず、どんなペースになっても前残り、というパターンがまま生じます。先行力重視。

◎7.フロウオブタイム
ここまで、ダートのみならず芝含む全レースで押して出して行く競馬をしています。それで逃げられていないのは微妙ですが、今回は他に逃げ馬不在。
押して出して行ってくれる安心感は大きい。
前走は押して押して何とか3番手を確保。600ｍ通過36.9秒は中山ダート1800ｍとしてはやや速いので、位置に苦労したのも仕方ありません。
1000ｍ通過63.8秒は未勝利ならMペース。伸びずバテずといった形で、流れ込んでの4着。
前々走は重馬場。こちらは600ｍ通過37.7秒だったので押して楽に先行できました。1000ｍ通過63.2秒は未勝利としてはやや速め。前の馬は全て交わしたものの、差し馬3頭に捕まって4着。牡馬相手にやや速い流れで粘った点は評価。また、この前々走の道悪ダートの方がパフォーマンスが高く、雨の影響を受けるダートはプラスのはず。
3走前は距離不向き。
減量効果も生かして、逃げて粘り込む……！

○2.アンデルマット
前走は先行争いが激しくなりましたが、付き合わず、離れた先行集団へ。直線は外から抜け出しそうでしたが、インを全くロスなく回ったメイショウウメゴチに出し抜けを食らいました。阪神ダートは好位インの競馬が恵まれるイメージ。最後は差し馬にも交わされて3着に脱落しましたが、1000ｍ通過63.1秒はやや速くもありました。
前々走に関しては陣営が「馬が進んでいかなかった」と述べていました。ひと息入れた分でしょう。中2週の今回は問題ないはず。
3走前は軽く促して1度はハナへ。その後、他馬を行かせて2番手の外。途中マクりが入り、他の先行勢が脱落していく中、好位から2着に残したなら立派。
こちらが逃げる可能性も十分にあるでしょう。

☆14.クリップクロップ
初ダート。きょうだいの全4勝は全てダート。サトノダイヤモンド産駒ですが、芝よりはダートが合いそう。牝馬で450キロならまずまず。先行力もある方ですが、新潟の道悪ダートはイン有利。
14番枠が気がかり。
それでも先行力を評価して、三連系で押さえます。

他の人気想定馬。
4.アンドリーナ：
前走は発馬五分。軽く促して中団へ。1000ｍ手前で位置を押し上げて先団へ。ただ、直線は前に離される一方。L2は12.5-12.4でしたが、本馬は上がり39.3秒ということからもかなり掛かっているはずです。
新馬戦は好発を切りましたが、外枠で中団付近まで。早めに外から位置を押し上げる形。直線は外からしぶとく伸びてきましたが、4着まで。上がり37.7秒なら良い脚を使えていますが、道悪ならこの上がりでは届かないはずで。
9.ヨドギミ：
前走は外枠から押して先団へ。1000ｍ通過は62.6秒のSペース。途中、アンドリーナがマクってきて、ほぼ同じ位置に。直線は大きく失速しての3.0秒差7着。Sペースを先行してあそこまで止まっては厳しい。
元々、控えるタイプなので、丹内祐次騎手に手戻りなら差す形に戻してきそうですが、それはそれで前に届かなそうで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。