【まぐ】アンタレスS(GIII) 2025年4月19日阪神11R の競馬予想

まぐの予想

11R

アンタレスS: 4月19日(土) 15:30 阪神ダ1800m

予想印
	8ミッキーファイト(1人気)
	6マーブルロック(6人気)
	7タイトニット(10人気)

【ご注意】予想の転載はお控えください

レース結果
着順	馬番	馬名	人気(単勝オッズ)
1	8	ミッキーファイト	1人気(1.8倍)
2	7	タイトニット	10人気(39.4倍)
3	10	ラインオブソウル	11人気(274.4倍)
4	3	ミッキーヌチバナ	7人気(19.6倍)
5	13	ブレイクフォース	9人気(37.9倍)
6	4	オメガギネス	4人気(10.2倍)
7	9	ヤマニンウルス	2人気(4.8倍)
8	1	サンデーファンデー	5人気(16.1倍)
9	5	ホウオウルーレット	8人気(30.4倍)
10	6	マーブルロック	6人気(18.2倍)
11	11	マリオロード	12人気(296.1倍)
12	12	ハギノアレグリアス	3人気(7.4倍)
	2	トウセツ	取消

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買い目
券種・買い目	組み合わせ・点数
馬連(流し)	軸 8 相手 67 2通り各2,000円払い戻し 7-8：2,000円x21.6倍=43,200円
馬連(通常)	6－7 800円
ワイド(流し)	軸 8 相手 67 2通り各2,000円払い戻し 7-8：2,000円x10.5倍=21,000円
ワイド(通常)	6－7 800円
3連複(通常)	6－7－8 200円
3連単(1着流し)	1着軸 8 相手 67 2通り各100円
合計	10,000円

払い戻し・収支
払い戻し金額	収支
64,200円	+54,200円

見解

【全頭解説付き】人気以上の実力馬を相手に……！

展望：内枠先行有利
改修後の阪神ダート1800ｍは内枠が好成績。
マーブルロック陣営がハナを奪いたいという話。最内枠を引いたサンデーファンデーも被されたくないはずなので出していくでしょうが、59キロの重い斤量なのでダッシュが付くかどうか。外に切り替えしての2番手か。
Hペースで飛ばしてもなかなか止まらないマーブルロックを先行勢が追いかける……！

◎8.ミッキーファイト
1勝クラス勝ちの1.52.5は古馬オープンでも通用する勝ち時計。2歳でこの時計を出せるのは破格です。
前走・フェブラリーSはMペースになり、展開の紛れがなく力ある馬がそのまま上位に来たレースに。五分のスタートを切りましたが、その後は力み気味。3.4角でかなり外を回されたため、その分、最後に少し甘くなった印象です。当時のタフなダートで1.35.9なら上々。強豪にも先着しての3着です。
前々走・名古屋大賞典は60キロを背負ったノットゥルノの単騎逃げ。2番手から追いかけてきちんと捕まえました。メンバーレベルが高かったレース。着差こそあまり広がりませんでしたが、勝ち切った点を評価。
3走前・ジャパンダートクラシックは砂の入れ替えがあったことを加味してのも2.04.3の走破時計は速い。1000ｍ通過61.6秒のHペースを先行して押し切ったフォーエバーヤングは別次元。本馬はやや出負け気味に出て、他の人気馬の後ろに付ける好位置。フォーエバーヤングに迫っていくともうひと伸びされてしまいましたが、上がり最速の2着に、3着サンライズジパングを5馬身ブッちぎったのは相当に強い。58キロなら問題なく走れるでしょう。
上位候補として。

○6.マーブルロック
前走・レグルスSは1000ｍ通過61.6秒のHペース。戦前から逃げ馬が多く、本馬には展開が向かないと思って無印にしましたが、二の脚速く単騎逃げの形に持ち込むと、後続に差を詰めさせず逃げ切り。モンブランミノルを寄せ付けなかった価値は高く、今なら重賞でも通用するでしょう。
前々走・アレキサンドライトSは1000ｍ通過61.5秒のHペース逃げ。ここも好発を切って単騎逃げの形に。道中はかなりの縦長馬群。2番手のバンドマスターが先に苦しくなり、後続を突き放して逃げ切り勝ち。ペースが速くて、さすがに終いは13.3秒まで失速しましたが、当時の馬場で1.52.4なら十分に速い。
前走よりも1キロ軽い57キロ。同型のサンデーファンデーが59キロを背負います。どちらもHペース耐性の高い馬ですが、斤量の差でマーブルロックの方が粘り込む可能性は高い。前走、改修後の阪神ダートを逃げ切った点も安心材料です。
陣営は「ハナさえ切れれば渋太く頑張るし、ここもその形を取りたい」と述べています。サンデーファンデーはあまりテンが速い馬ではないので、こちらが被せて逃げられる確率が高い。

▲7.タイトニット
前走・甲南Sは1000ｍ通過63.7秒。2000ｍ戦ということを踏まえてもSペースでしたが、L4は49.6秒、特に優秀なのかL2の12.2-12.1。余力十分のラップで勝利しました。出負け気味に出ましたが、行きっぷりが良く先団へ。3.4角では唸るような手応え。直線では一瞬、進路がなくなりましたが、ラチ沿いへ突っ込むと鋭く伸びて差し切りました。本馬は終い11秒台でまとめているはずで、余力は十分。
前々走・北山Sは最内枠。こちらも行きっぷり良く先行しましたが、3.4角での手応えが怪しく、思わぬ惨敗を喫しました。陣営は「鞍上が外へ出そうとした時に、内にスペースがあったことで内にササる形になって、ギアが上がり切らなかった」と述べています。パトロールビデオを見てもそういう面はありましたが、にしても負け過ぎ。
ただ、全体的には課題のゲートも改善してきており、前走のパフォーマンスは過去一番と呼べる水準。1勝クラスや2勝クラスではHペースを差す競馬をしていましたが、今なら自在に立ち回れるでしょう。
重賞でも実力上位と見て。

以下は無印の馬について。

1.サンデーファンデー
前走・フェブラリーSはハイペース耐性の高さを生かして、ハイペースにしての粘り込みに期待しましたが、Mペースになり、力上位の馬がそのまま上位に入線しました。11番人気6着メイショウハリオも次走・川崎記念で勝利。800ｍ通過47.2秒のMペースを2番手から運びましたが、レース上がりの掛かるHペース戦に強い馬。高速上がりを使った馬が上位に来る展開では厳しかったと言えます。鞍上も「切れ味ではＧⅠの上位クラスには見劣るところがあります」と述べていました。
前々走・プロキオンS時の中京ダートはインが圧倒的有利。絶好の最内枠を引いたことで迷うことなく本命を打ちました。1000ｍ通過61.3秒なら速いペースでしたが、元々、Hペース耐性が高い馬なので、このくらいなら粘れます。外を回すロスの大きかったサンライズジパングの方が強い競馬はしていました。
前々走・ベテルギウスSは1000ｍ通過60.3秒のHペース。逃げたミトノオーをマーク。61キロを背負ったミトノオーが垂れて先頭に立つと、そのまま1.50.3の好時計で押し切りました。この時の1.50.3は非常に優秀な勝ち時計。
力を付けているのは間違いないでしょう。
マーブルロックよりもテンが遅い点は気がかり。2番手からでも問題ないタイプですが、被されたくないので外に切り替えす必要があります。また、初の59キロもカギ。斤量差があるので、マーブルロックに真っ向勝負を挑むと返り討ちに遭いそうで。
2.トウセツ
前走・ダイヤモンドSは芝の長距離。参考外。
前々走・門司Sは1000ｍ通過58.6秒の超Hペース。出負け気味で後方から。早めに外をマクっていたのは不利。Hペース＆道悪小倉。インで上手く立ち回る必要性がありました。苦手の休み明けでもあったので、こちらも参考外でも。
3走前・みやこSは1000ｍ通過60.3秒の超Hペース。ほぼ五分に出て後方から。3角で押していましたが、外を回されたのもあり、直線入口では後方。間に合う位置にいませんでした。
いつもズブさを見せて差し遅れるタイプ。前の馬がこぞって止まるなら有り得そうですが、ここでその可能性は低そうで。
3.ミッキーヌチバナ
昨年のアンタレスSの勝ち馬ですが、昨年はメンバーがかなり小粒。ハギノアレグリアスらの実力馬がパフォーマンスを落としたことにも助けられました。ただ、1.51.2なら重賞としての格は示しており、少し評価が難しいところです。なお、昨年は1000ｍ通過61.5秒のHペース。差し馬向きの流れだったので展開は向いています。
前走・マーチSは出負け気味も、すぐインの中団に収まりました。1000ｍ通過60.9秒のHペースだったので、良い位置にいましたが、3.4角でややゴチャ付きました。その分、勢いを削がれていますが、見る限りでは軽微。ブレイクフォースとは0.5秒差、ホウオウルーレットとは0.3秒差でした。58キロを背負っていましたが、今回も58キロ。
前々走・プロキオンSも出負けして後方から。1000ｍ通過61.3秒のHペースで、3.4角は外から位置を押し上げていく形でしたが、当時の中京はイン圧倒的有利。ロス響く競馬をしての5着なら上々です。
3走前・みやこSは1000ｍ通過60.3秒のHペース。出遅れて後方から。そのまま後方インで脚を溜める形。3.4角もロスなく回り、インを突いて5着に浮上。ロスなく乗ったことで5着まで浮上できた印象。
4走前・平安Sは出負けして後方から。1000ｍ通過61.3秒のHペース。本質的には先行馬不利。先行したスレイマンが惨敗した通りです。後方待機こそ良かったものの、4角ではかなりの外を回されました。かなり痛いロスで、負けて強しの0.5秒差6着。
差のない競馬はできていますが、ブレイクフォースやホウオウルーレットと差がないのも事実。ブレイクフォースやホウオウルーレットよりも1キロ重い58キロが少しの差に響くはず。差し有利になるかもカギで。
4.オメガギネス
3歳時のパフォーマンスは高かったものの、早熟傾向にあるロゴタイプ産駒。出世した馬の中ではミトノオーも4歳後半に萎んでしまい、不調のまま中央登録抹消になりました。また、ダート馬はこの世代から仕上げが早くなっており、「ダート馬は古馬になってから成熟する」という構図が崩れているように思います。
前々走・みやこSは言い訳の利かない敗戦。
その点を重視して前走・プロキオンSは無印にしました。スタートは躓いたものの、二の脚が付いて2番手へ。1000ｍ通過61.3秒のHペースの2番手ではありましたが、逃げたサンデーファンデーが逃げ切る中、残り200ｍで失速して0.6秒差の7着に敗退。鞍上は「返し馬で具合の良さを感じました」と述べており、こちらも言い訳の利かない敗戦だったと言えます。
3走前・シリウスSは内枠有利だった日。1000ｍ通過61.4秒のHペースの中、直線で完全に抜け出しながらも残り数十メートルで甘くなり、ハギノアレグリアスに捕まりました。
このレースや三宮Sを見る限り、Hペースを先行しても粘れるタイプ。前走程度のペースであそこまで止まったのは、やはり早枯れだったのではないかという懸念が拭えません。
5.ホウオウルーレット
前走・マーチSは五分のスタートからいつも通り後方から。1000ｍ通過60.9秒のHペース。3.4角で外に出してよく追い込んできましたが、5着まで。4着ブレイクフォースが後方からインを突くロスのない競馬ができていたため、進路差を考えれば、ブレイクフォース同様の価値はあったと言えるでしょう。
前々走・プロキオンSはイン圧倒的有利だった中京ダート。1000ｍ通過61.3秒のHペース。4番枠からインで脚を溜める形。3.4角もインをロスなく回り、4着に浮上。上手く立ち回れたという側面は大きい。最後は上位馬と脚色が同じになっており、力は出せたか。
3走前・ベテルギウスSは1000ｍ通過60.3秒のハイペース。こちらも後方インで脚を溜めて、3.4角をロスなく回ってきました。最速上がりの36.5秒はマークしたものの1.4秒差の8着に。57キロは普段通りの斤量。
展開待ちの馬。
阪神ダートや道悪が得意なので、含水率が高くなれば良かったですが、雨予報はありません。
9.ヤマニンウルス
破竹の快進撃で5連勝を挙げた馬ですが、2勝クラスのラップ・時計が平凡。3勝クラスでは壁にぶつかるのではないかと危惧しましたが、その雅Sは素晴らしいラップ・時計で完勝を収めました。
ですが、その後を見る限り、「2勝クラス時のようなタフなダートは合わないのではないか」と疑っています。距離も1400～1700ｍがベストでしょう。
前走・コーラルSは調教師が「距離の1400メートルがどうこうではなく、今日の乗り方では……」と不満を述べていた程。調教師からこういう騎手批判をするような発言が出るのは非常に珍しい。出負け気味に出て、その後は軽く促して先団へ。600ｍ通過は35.7秒のSペース。もう少し早めに動いてほしかったですが、4角でようやくしごき始めました。エンジンが掛かってからの伸び脚は図抜けていました。普通に先行していれば、勝てていたレースでしょう。1400ｍが合わなかったとは考えていません。
前々走・小倉大賞典は「芝スタートが初めてで、今までにない滑るようなスタートでしたが、身体能力の高さでリカバーしてくれました」と鞍上が述べていた通り、スタートは少なくないロスになりました。5F通過58.6秒の超ハイペースを2番手から。芝適性の有無以前に前過ぎると思いましたが、0.9秒差ならさほど負けてはいません。
前々走・名古屋大賞典は上がりの掛かるタフな流れを追いかけすぎた感があります。0.3秒差6着なら力はありますが、名古屋の白い砂を苦にした可能性は高い。サンマルパトロールやアナザートゥルースに先着されてしまったのは……。
時計の掛かるダートはマイナスのはずなので、白い砂の割合が高い阪神ダートが合うのかどうか。1800ｍは、1900ｍや2000ｍよりはプラスでしょう。3勝クラスだけ走れれば、オープンでも通用する水準の時計。そうであっても、今回は嫌いたいところ。人気面も嫌いたい理由ですが、58キロもマイナス。馬格がある馬なので酷量でもこなせそうですが、58.5キロ以上で3戦全敗。57キロ以下で全勝を挙げています。
10.ラインオブソウル
連闘。3走前から追い込み脚質に転換しています。
前走・吾妻小富士Sは9ヶ月の長期休養明け。1000ｍ通過60.4秒のHペースの中、ほぼ五分に出て後方待機。後半にペースが緩んだところで馬群は凝集ク。3.4角で位置を押し上げると、直線で外に持ち出してよく伸びてきました。前にいたロコポルティ（ここに出走登録あり）を上がり最速でアタマ差捕まえたのは高評価。
前々走・プロキオンSは五分に出て後方待機。1000ｍ通過は58.6秒の超Hペース。減速してきたところで馬群はだいぶ凝縮。本馬は3.4角で大外ぶん回しの形で、そこから伸びてはいますが、ジリジリという形に。内を通した馬に届きませんでしたが、上がり2位の36.9秒は立派。
3走前・三宮Sは1000ｍ通過59.8秒の超Hペース。ほぼ五分に出て後方待機。大外を通して、最後の最後に2着に浮上しましたが、勝ったオメガギネスは遥か前。7馬身も差を付けられました。主に軽い斤量で走ってきた馬なので、57キロはマイナス。展開ハマるようならなくはないでしょうが、強豪揃いの一戦。前も容易には止まらないでしょう。
11.マリオロード
前走・レグルスSは1000ｍ通過61.6秒のHペース。スタートが遅く後方から。3.4角で外を回すロスこそありましたが、上がり38.1秒と脚も使えていません。改修後の阪神ダート良馬場で外回しは不利ですが、脚を使えていない以上、改修後の阪神ダートが合う可能性は低い。
前々走・仁川Sも良馬場の阪神ダート。1000ｍ通過61.3秒のHペース。いつも通り後方から。道中、3.4角はインをロスなく進出。改修後の阪神ダートとしては理想的な立ち回りでしたが、2着と0.2秒差の6着まで。
前々走で上手く乗っても少し足りていなかった以上、今回も足りない可能性が高い。
12.ハギノアレグリアス
昨年春のパフォーマンスが低く、衰えたのかと思っていましたが、ここ2戦はパフォーマンスが向上。
前々走・シリウスSは1000ｍ通過61.4秒。1900ｍとしては流れました。最内枠からロスなく乗ったことで、早めに抜け出したオメガギネスを差し切りました。展開面を考えれば、好位で控えていた本馬に展開が向いています。なお、この時は散水があったそうで、内枠有利になっていました。こちらは恵まれた面もあったという見立て。
前走・チャンピオンズCは3番枠から中団へ。1000ｍ通過60.8秒なら本来、差し馬向きの流れ。本馬はこちらもインを上手く立ち回り、4着まで差してきました。こちらも恵まれてはいますが、1.50.4は優秀な走破時計です。恵まれたとはいえ、力がなければ出せない時計です。サンデーファンデー同様、他馬よりも重い斤量がカギですが、前々走は59.5キロを背負っての勝利。
斤量に関してはさほど心配していません。
ここ2戦、パフォーマンスが戻ってはいますが、インを立ち回ったことで恵まれたのも事実。改修後の阪神ダート1800ｍの良馬場は内枠有利のため、嫌う価値はあると見て。
13.ブレイクフォース
前走・マーチSのマイナス10キロは絞れたものだという話。1000ｍ通過60.9秒のHペース。3.4角でインをロスなく回り、4着まで差してきました。好騎乗もありましたが、近走、崩れておらず、重賞でも通用する力があると分かりました。
前々走・アルデバランSは1000ｍ通過62.8秒。1900ｍとはいえ、オープンとしてはややスロー。出遅れて後方から。勝負どころで位置を押し上げていき、上がり最速の35.8秒で5着に好走。
3走前・師走Sは1000ｍ通過61.6秒のハイペース。こちらもほぼ五分に出て後方待機。3角で外から進出していく形で、37.5秒の上がりで6着入線。
4走前・ラジオ日本賞は1000ｍ通過61.7秒のハイペース。後方待機がハマった形で、ゴール寸前で2番手に浮上。
追い込み有利な展開になれば浮上するはず。ここ4戦、重い斤量を背負っていたので、57キロで出走できるのはプラスです。今回は前が止まりにくいと考えて見送ります。