◎メイショウヘール

　ここ２戦は惨敗に終わっている◎メイショウヘールだが、２走前は３角で不利があり、その後は鞍上（Ｍデムーロ）が無理をしなかった結果。前走は序盤から追い通しでついて行くのがやっと。明らかに本調子を欠いていただけに、前２戦は共に度外視していい。
　その後は放牧に出されたが、じっくりと立て直した効果でケイコは見違えるようにハツラツとした良い動き。状態は間違いなく持ち直している。３走前は楽に抜け出してラスト１００ｍは完全に流しての圧勝劇。走破時計も同日の古馬１勝クラスより０秒２遅いだけで、最後で流していたことを踏まえれば１勝クラスでも通用する下地は既にある。立て直した効果で一気に浮上する可能性を秘める。

【調教分析】
　４カ月半ぶり（中１８週）のレースで２／２６に三重ホースＴＣ（三重）から帰厩。翌日から乗り出しが開始され、坂路３本、ＣＷ３本、計６本の追い切りを消化。坂路で徐々に立ち上げつつＣＷで負荷をかけていくいつものパターンだが、ここ２週は共に１Ｆ１１秒３の素晴らしい伸び。特に１週前は格上のマルモリスペシャル（ＯＰ）と併せて馬なりで併入に持ち込んだ＝６Ｆ80.7-65.7-50.4-36.1-22.9-11.3。
　前走時の調教はごく軽めのため割愛するが、２走前の１週前追いは６Ｆ81.9-13.3（一杯）、当週が６Ｆ80.2-12.0（一杯）と明らかにラストは脚が上がっている。その点、今回はゴールへ向けての加速力が違う。調教の動きからしても、出来の良さは如実に表れている。あまりもまれ込む形は良くないだけに、ごちゃつかない外めの枠が当たったのも好都合。ここが狙い時だ。