雨の影響＋フルゲート18頭。ハンデ戦でもあり、波乱ムードが漂う構図となった。スプリント戦としては快速タイプが少なく、馬場も考慮すると斤量有利な先行馬が面白い。
　◎カルチャーデイがはまり役だ。前走のタンザナイトＳはスタートから馬なりで好位のインに収まるスピードと追走力を発揮。次戦でも結果を出したソンシ、バースクライと0秒1差の5着と、スプリント戦での可能性を大いに示す一戦だった。3走前の葵Sは馬体減に加えて出遅れ、2走前の信越Sは外差し馬場の1400ｍでハイペース逃げと、全く力を出せなかった状況での惨敗。能力的に見劣るところはない。
　性格、小柄な馬体を考えると休み明けこそが勝負時。最終追いでは一連以上の好時計＝CW4F49秒2―35秒0―11秒1が出ている。大外枠16番枠がどうかだが、ハナに行き切る気持ちで出して行けば有利に働く可能性もあるのではないか。オッズ的な妙味もアップ。重賞勝ちの実績を考えると54キロも悪くない。
　相手本線の2頭は枠もいいところ引いた。○フィオライアは直近4戦3勝という充実ぶりでオープン入り。斤量と馬場を味方にできる。▲ロードフォアエースも晴雨兼用。もともとケイコで動く馬とはいえ、1週前にはCWで1F10秒8の鋭さ。まだまだ奥がある。