Hペース想定：外枠有利・差し有利
逃げ・先行経験のある馬が多いメンバー構成。差しに回りそうな馬、差して好走経験がある馬を狙います。

◎8.トーケンサワー
前走に関しては中山マイルの外枠で出遅れ。その後、ずっと外を回されるロスの多い競馬に。これは惨敗でも仕方ありません。
前々走は800ｍ通過47.8秒とほぼ平均的なペース。外枠から2番手を先行。直線では残り400ｍで先頭に。そのまま押し切れそうな程のリードを築きましたが、残りほんの数十メートルで外から2頭に差されてしまいました。L2は11.4-11.6で、本馬も大きく失速した訳ではありません。差した馬を褒めるべきでしょう。
3走前はL2が11.3-11.4の余力ラップ戦。600ｍ通過35.5秒と東京芝1400ｍらしいSペースで逃げて、残り100ｍ付近で捕まって0.2秒差の2着。
ほぼ逃げない柴田善臣騎手でも逃げられる馬なのでテンは速いですが、1200ｍになれば、差しに構えるはず。
小倉は外差し馬場に近づいてきているので、8番枠も良いところでしょう。

○11.アイドル
新馬戦はスタートで内から寄られる不利。鞍上が馬上でバランスを崩していました。
その後は中団までリカバー。
直線は外目に出してよく伸びてきました。
L2は11.2-11.4の余力ラップ。京都芝1200ｍは前半Sペースだと終い11.4秒以内の余力ラップが出やすいですが、本馬は上がり2位の脚で追い込んできているだけに、先行して粘ったセイプリーズよりは上だという見立て。
小倉は外差し馬場になりつつあるので、差して好走した点を評価します。

▲1.ペガサスノース
前走は600ｍ通過34.3秒で、L2は11.4-11.6。減速幅の少ないハイレベル戦。馬券に絡んだ経験のある馬も多数いました。
出はやや悪かった程度ですが、その後の行きっぷりがあまり良くありませんでした。3.4角でインに潜り込み、直線もインからしぶとく伸びてきました。手応えの割に伸びており、力は確かでしょう。
坂路で好時計を出せる馬で、スピード能力は高い。内枠だけがカギです。

他の人気想定馬。
12.セイプリーズ：新馬戦は好発を決めてハナへ。その後、2番手に。直線は勝ち馬に交わされると、アイドルにも詰め寄られました。アイドルはスタートの不利が大きい中での3着だったので、セイプリーズの方が力は下でしょう。この余力ラップ戦のあとの3レースはいずれもラップ平凡で。
15.ロールザボーンズ：前走は出負け気味。600ｍ通過34.2秒で、L2は12.0-12.4。なかなか加速せず、最後によく伸びてきました。ベイビーキッスとアタマ差。今の馬場ならこちらの方に魅力を感じますが、この前走は稍重とはいえ開幕週。時計平凡で、レベルは低かったはず。
16.ベイビーキッス：前走は600ｍ通過34.2秒で逃げて、L2は11.5-11.6。減速幅の少ないハイレベル戦。4着以下は5馬身離されました。連闘ですが、この1週間でだいぶ馬場が変わりました。内枠から外枠に替わり、馬場も外差し傾向に。稍重の前々走はL2が12.0-12.4。1.10.7とパフォーマンスは高くありません。道悪になってパフォーマンスを落とすと見て。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。