Hペース想定：外枠有利・差し有利
Hペース型の逃げ馬ジョータルマエが逃げるでしょうが、シンヨモギネスやレーウィンなどマクリ型もいて展開が読みにくいところ。
改修後の京都ダートは傾向が読み取りにくいですが、全体的には道悪の時の方が外枠有利になっています。良馬場の方が内枠有利。
外枠から。

◎9.ヒルノデプラーツ
道悪巧者＆京都も得意としている馬。
前々走は休み明けでプラス14キロ。陣営も弱気でした。前走はマイナス6キロと絞れましたが、まだ太かったように思います。前走は全く走れていないので、連闘は問題ないでしょう。更に絞れてくることに期待します。
3走前は初ダートのウィステリアリヴァがSペースで逃げ切りましたが、L2が12.1-12.1と非常に速く、Sペースだからといって出せるラップではありませんでした。本馬はややスタートが悪く中団から。上がり36.9秒でまとめて4着に浮上。良い脚を使えています。
4走前は出遅れ。得意の道悪でしたが、これまでに見せたことのないマクりで一気にハナへ。そのまま押し切りました。時計こそ平凡ですが、この時から馬が変わってきたのではないかと考えています。
叩き3戦目で、ここは大駆けの予感がします。

○3.レッドリベルタ
前走に関しては1000ｍ通過60.7秒の超Hペース。外枠から五分に出て中団待機。L2は13.2-14.0と完全に前が止まっている中、もう少しで差し切るところでした。時計平凡ですが、ペースが速すぎてむしろ時計の出にくいラップになった面もあるでしょう。
前々走は15番枠で外を回される＆折り合いを欠く＆他馬にぶつけられる、という苦しい競馬に。
3走前はジョータルマエが1000ｍ通過60.7秒のHペース逃げを打ちました。追いかけず、離れた中団馬群。直線やや窮屈そうでしたが、最後は勝ち馬をよく追い詰めて2着。好時計で、現級上位の力は示しました。
ジョータルマエのペースできちんと好走している点を評価します。

▲2.シンヨモギネス
前走は川田将雅騎手と手が合うと判断しましたが、ペースが速いというのにL2が12.3-12.4と前も止まらず。3.4角でかなり外目を回されたこと含めて苦しい展開になりました。
前々走は緩んだ中盤にマクってハナへ。これは上手いマクりになりました。上手く運べましたが、相手も強くて3着まで。
マクりタイプで京都は元々得意としています。
三浦皇成騎手のダートのマクリはラムジェットのイメージ。動かしながら乗ってくれれば。

他の人気想定馬。
5.ジョータルマエ：前走は出ムチを入れてハナへ。1000ｍ通過62.4秒で飛ばして、直線は失速するかと思いきや、追いかけてきた方が苦しくなって2着。1.53.9は遅く、前走程度のパフォーマンスで何度も通用しないはず。1勝クラス勝ちのパフォーマンスも低く、相手に恵まれた感が強い。ただ、ホッコータルマエ産駒で道悪は良さそう。
6.レーウィン：前走は出負け。1000ｍ手前でマクって2番手へ。垂れた逃げ馬を交わしてハナに立つとそのまま押し切りました。L2は13.1-13.6と掛かっており、これは差せなかった方が情けなかったと言えます。4着ダノンケイツーに本命を打っていましたが、差せなかったことに本当にショックを受けました。この前走は戦前から低レベル戦という見立てでした。勝ち時計も遅く、2勝クラスで通用するか疑問で。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。