2年ぶりに中京開催となった今年の万葉S。そもそも中京競馬場の芝3000mという条件は21〜23年の万葉Sでしか使われていない超レア開催なのでこれといったデータはなさそうだが、実は万葉Sでは前走条件戦組が強く、実際に中京開催だった3年間も前走2勝クラスの馬が2勝を挙げているほどだ。

そうした傾向を考え、本命にはサンライズソレイユを挙げたい。初勝利がダート戦だったこともあり、クラシック戦線には目を向けずユニコーンS4着などダート戦線で上位を争い、3走前の南部特別で久々に芝コースを走ると4着に健闘。前走のグッドラックハンデでもスタート直後は出遅れたものの勝負所で動いて2着に健闘してみせた。スタミナ面での不安は感じさせないだけに今回も早めのスパートで押し切りたい。

対抗にはアスターブジエ。オルフェーヴル産駒は勢いに乗っているときにこそ買いたいだけに前走の6着完敗がどう出るかだが、3走前の英彦山特別での3角マクリを見ると3000mの距離にも対応できそう。中京開催での万葉Sでオルフェーヴル産駒は通算で［1・0・1・3］と結果を出しているだけに無視できない存在だ。