Mペース想定：外枠有利・先行有利

◎11.ヴィゴラスダンサー
ヴィゴラスダンサーは3走前の新潟戦が1000ｍ通過60.0秒。L5が58.0秒、L4が45.8秒の余力ラップでした。1.2.3番手通過の人気薄の馬が2.3.4着になりましたが、さほど先行馬有利ではなかったという判断を下していました。8番人気4着のヴィゴラスダンサーはまず間違いなく次走で見くびられるだろうと思っていました。
2走前は逃げ・先行馬が多数で、本馬は位置を取れず。
自分の競馬ができず中団からになったにもかかわらず、脚は使って7着に食い込みました。
前走は1000ｍ通過60.8秒と中京芝2000ｍとしてはHペース。インの好位で運び、直線は最内のラチ沿いへ。あの速い流れを前から0.5秒差4着に残したのだからもう本物。他の上位馬は差し馬でした。
今の先行馬圧倒的有利の京都で、本馬の先行力が生きる。

○13.リラボニート
3-5走前が余力ラップのハイレベル戦で、なかなか勝てなかった馬。
メンバー落ちの3走前では先行押し切りで順当勝ち。
前々走は1000ｍ通過61.3秒と平均的に流れた中、タケトンボの離し逃げから離れた好位。3.4角で馬場の良い外目に出しましたが、結局、インが見た目ほど悪くなく、内を通した馬が1.2着に。本馬と同じく外を回したオークス5着馬ランスオブクイーンとは0.2秒差の4着。よく頑張っています。
前走はあまりスタートが良くありませんでしたが、二の脚で2番手へ。1000ｍ通過59.0秒なら速く、差しの利く流れ。勝ったオールナットは3勝クラスも突破している格上の馬でしたが、2着は死守。本馬も終い11.7秒でまとめている計算なので止まってはいません。好メンバーの揃った一戦での2着には価値あり。先行脚質有利で。

▲10.サフィラ
前走は陣営が「ようやく馬体が成長。今までは加減しながらでしたが、今回は攻めた調整ができています」と前向きでした。出が一息で待機策。一度最後方まで下がり、徐々に位置を押し上げて4角では4番手。前の2頭がベラジオボンドとチャンネルトンネルという重賞でも通用していた馬。結果的に位置を取れなかったのが響きました。L2は11.6-11.4の加速＆余力ラップで、前の馬にこのラップでまとめられては差せません。
ずっと馬体減に悩まされていた馬なので、馬体が増えたのは好材料。
今回、ベラジオボンドとチャンネルトンネル級の馬は不在。牝馬限定戦なら崩れないでしょうが、位置を取れないであろう点だけが不安で。

他。
4.アストロフィライト：前走は1000ｍ通過62.2秒のSペース。出遅れて後方から。4角で馬群が凝縮したとはいえ、終いは猛追しました。展開不利で3着に食い込んだのは立派ですが、今回も差しが届くような馬場ではなくて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。