Mペース想定：外枠有利・先行有利

◎14.ブルーミンデザイン
ブルーミンデザインは4戦続けてハイレベル戦を使っています。
前走は重馬場にもかかわらず、L2が11.1-11.3の余力ラップに。ブルーミンデザインはSペースを先行しましたが、直線は進路が伸びない内。
直線部分のラップが速かったので、ここで伸びない進路を選んだのは不利だったと判断しています。ここで上位人気想定のテラメリタに先着しての5着なら上々でしょう。
札幌芝1500ｍの前々走は途中で12.1-12.1の中緩みがあり、L2は11.6-11.6の持続ラップ。最内枠からほぼ五分のスタート。インをロスなく回ってきて、最後は自身11秒台前半で差し切りました。まだ余力十分な勝ち方。2着に下したアンドアイラヴハーはいまだにオール連対の馬で、上でも当然通用する馬。アンドアイラヴハー向きの展開を差し切ったのだから価値は高い。
3走前は外差し馬場と化していた阪神で、上がりの速さが生きる馬場。Sペースとはいえ、先行したのは不利でした。
4走前はL5が58.0秒の余力ラップ戦。ゴール数十メートルで差し馬勢に交わされましたが、0.2秒差5着ならよく頑張っています。
今の京都は先行有利なので、3.4走前で先着されたテラメリタには脚質の差で逆転できるはず。外回りは外枠の方が良い進路を選びやすくて良いでしょう。
今回も相手は強力ですが、差し馬に偏っており、強力な先行馬はあまりいません。今の馬場なら先行して押し切れる。

※相手は差し馬に人気馬が多く、どれが差してくるか、それとも人気薄の先行勢が残すか、不透明すぎるため、単複で勝負します。

他。
2.スマートスピア：上がりが掛かった方がベターな差し馬。チークピーシズ着用。陣営が「使いつつ状態は上向いてますから、差しが決まる展開になれば」と述べていますが、今の京都は上がりも必要＆先行有利で。
3.パワーホール：去勢明け。約6ヶ月の休み明けでホルモンバランスは整っていそう。共同通信杯で逃げて3着。1000ｍ通過62.7秒はSペースですが、その後にペースアップせず、ほぼ3Fのみの競馬に。展開に恵まれてはいます。基本的に速い上がりを使えないので、今の高クッション値の京都では先行しても切れ負けしそうで。
4.チュウワダンス：札幌ではHペースを追い込んで2.1着。前走はSペースの中、よく差してきましたが、とはいっても3着まで。札幌戦からもHペースがベター。
5.ジュンゴールド：気性難。折り合いを考えるとマイルは良いでしょう。前走は出遅れ。上がり最速タイで伸びてきましたが、上がり34.4秒が4頭もいました。Sペースだからこそですが、今の京都も差し馬の切れ味が削がれやすく、上がり差が出にくいので控えて届くかは一つのカギ。出負けから先行した前々走は意外な程に伸びず。5着なら及第点ですが、本馬の力を考えると格下に思える馬に負けているのは情けない。先行できる点は良いので、それで弾けるかどうか。
9.ムーンリットナイト：安定勢力。前走は800ｍ通過47.1秒と速くないペース。恵まれた中で、差し馬のチュウワダンスとテラメリタと僅差というのは信頼しきれません。前々走はSペースで逃げた勝ち馬に展開が向いたので2着は悪くない結果。高いレベルで安定しており、川田将雅騎手の継続騎乗。対抗を打つならこの馬。
12.テラメリタ：差し馬。ブルーミンデザインに2度先着していますが、ともに差し馬向きの展開でした。3走前は悪い進路を選んだブルーミンデザインのすぐ外。交わせそうでブルーミンデザインを交わせずに終わりました。末脚生きる馬場の方が良く、今の高クッション値で先行有利になりやすい京都で差しが届くかどうか。前走は今のような馬場で4着ですが、ムーンリットナイトとチュウワダンスに先着されています。ただ、京都得意の武豊騎手騎乗が怖いところ。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。