◎ジレトールは「ロードカナロア×スズカマンボ」という組み合わせで、母サンビスタはチャンピオンズＣ、ＪＢＣレディスクラシックを含めてダートグレード競走を６勝した名牝。ロードカナロア産駒は昨年のこのレースで、テイエムトッキュウとチェイスザドリームがワンツーフィニッシュを決めた。そして、２０２０年にはレッドルゼルが２着と、これまでに６回走って３回連対している。相性がいいレースといえる。本馬はいつもスタートの良くない馬だが、前走の藤森Ｓは特に悪く、最後方に置かれてしまった。序盤のロスと５９kgを背負っていたことを考えると、５着まで追い上げた内容は決して悪くない。この中間、「ハミを替えたことでゲートの出がマシになってきた」と松永幹夫調教師がコメントしており、スタートが改善する可能性がある。メンバー的に差し向きの展開になりそうな様相で、内で馬群をさばければ一発があっても不思議はない。