４レースの中でもっとも勝負したい、馬券的に面白そうなのがこの香港スプリント。

人気以上に実力差がなく、ちょっとした不利やコース取りで順番が入れ替わるレース。

現在４年連続で９番人気以下の馬が馬券に絡んでおり、今年は連勝中の恐らく人気を集める馬がいるが、別の伏兵から入ってみたい。

【本命馬】◎ヘリオスエクスプレス

本命にはヘリオスエクスプレスを抜擢したい。

もともと春には中距離を走っていた馬で、香港クラシックカップでは、内枠から掛かるのを制御しつつ抜け出す競馬。馬群で脚を溜めると伸びるタイプだろう。

その後は距離延長に加えて外枠を引かされた香港ダービー惨敗は度外視。前々走プレミアボウルでも外枠で流れに乗れなかったが、地力で２着。前走は内で溜めてよく伸びて来た。

今回は絶好の最内枠で、隣のカリフォルニアスパングルが速い馬なのも好都合。近走の中では最高の条件が揃った。ボウマン騎手なら直線の馬群捌きにも不安はなく、一撃の期待大。

〜対抗以下＆穴馬〜

相手はやはりカーインライジング。

とにかくセンスがあり追って確実。もう少し内が良かったが、それでも人気ながらこれより下には落とせない。

不安があるとすれば逃げ馬を自ら動いて捕まえに行かざるを得ないような展開になったときと、外から先行するスタート巧者のビクターザウィナーに寄られたときだろうか。地力上位、枠並びイマイチということで対抗。

３番手カリフォルニアスパングル。

好枠を引けた。センスがあり、春の内容から力上位。斤量も今回は楽。

穴ならフライングエースが怖い。

春のチェアマンズスプリントプライズでも４着と差のない競馬。展開に注文はつくが、内でジッと溜めて捌ければ怖い。

日本勢の中では馬場も枠も合いそうなトウシンマカオが筆頭。流れに乗れればチャンスはある。

捌ければ面白いハウディープイズユアラブ、内枠歓迎のサトノレーヴ、ハマれば春くらい走れて良いインビンシブルセージ、大外は割引も能力的には差は小さいビューティーウェイズまで。

日本馬の中ではルガルは消し。少し枠並び、展開が厳しくなりそうだ。