◎ステレンボッシュは「エピファネイア×ルーラーシップ」という組み合わせで、アーバンシック（菊花賞）、レガレイラ（ホープフルＳ）と同じくウインドインハーヘア牝系のランズエッジ分枝に属する。父エピファネイア、母の父ルーラーシップはいずれも洋芝適性とスタミナを兼ね備えているので、シャティン競馬場の芝２４００ｍは合うだろう。同じ芝２４００ｍのオークス（Ｇ１）ではチェルヴィニアに後れを取ったが、道中落鉄した不利がこたえたもので、適性が乏しかったわけではない。前走、３着と敗れた秋華賞（Ｇ１）は、スタートダッシュがもうひとつで位置取りが悪くなり、道中馬群に包まれて抜け出すのに苦労したことが響いた。その後の体調維持は順調で、今回は能力を発揮できる舞台。スタート後、長いホームストレッチを走るので、大外１３番枠に不利はない。今年のメンバー構成なら勝ち負けに持ち込める。