Hペース想定：外枠有利・差し有利
土曜の京都ダートはタフで、ペースが流れれば差しが決まりやすいはず。Hペース先行型のフェンダー、ここ2戦Hペースで逃げたサザーランド、ここ2戦Hペースを逃げ・先行しているペプチドハドソンがいるメンバー構成。
Hペース必至でしょう。
差し馬を徹底的に狙います。

◎14.コブラ
東京ダート1600ｍの1勝クラスで、現オープン馬タマモロックの2着があるコブラ。
前々走の1200ｍ戦は忙しすぎ。600ｍ通過33.5秒のHペースながら上がり35.9秒の豪脚で0.4秒差6着まで追い上げました。勝ったインビンシブルパパはすでにオープン入りしており、他の上位馬も軒並み実力馬が揃っていました。1400ｍならもう少し追走できるはずで、距離は丁度良さそうです。
前走は800ｍ通過46.1秒の超Hペース。4角で馬群が凝縮して差しきれる位置にはいましたが、残り200ｍを切ってから末が鈍りました。この点からも1400ｍが良さそう。
3走前はL4が48.2秒で、これまでに何度か述べていますが、今年の札幌ダート1700ｍ戦としてはかなり優秀なラップでした。0.5秒差の5着なら頑張っています。
能力の高さで1800ｍでもやれていましたが、ここまでクラスが上がると距離は短い方が良いのでしょう。
ここは絶好の狙い目と見て。

○15.ケンキョ
連闘策。
陣営は「よくあるケースだが、前走は具合が良過ぎて、珍しく道中は掛かってしまった。その分だけ弾けなかった。改めて期待」と述べています。具合が良いからこその連闘策なら悪くはなさそう。前走は言うほど悪い競馬ではなく、戦前から差し馬ばかりで展開の読みにくかった一戦。600ｍ通過36.1秒のSペースで、上がり35.7秒は4位の数字。それなりには走れています。
この厩舎はこの馬に関して非常に正直なコメントを残してくれていて、前々走は「今は元気になって自分から走る気を出している。この条件はベスト」と述べていました。前残りの中、出遅れてよく3着まで追い込んできました。
3走前は「暑い時季で少し苦しいところがあった感じ」という話。
以前にも夏負け気味だというコメントを出していたので、夏場は良くないのでしょう。末堅実で、デキの良さを信じて。

▲11.マイド
前走は出遅れ。600ｍ通過34.3秒のHペースで展開向いていますが、今回も恵まれる可能性は高い。上がり36.3秒を使って終いまで脚は鈍っていません。最後は勝ち馬をクビ差まで追い詰めています。
前々走はどの馬が逃げるのか、差し馬ばかり＆出遅れ癖のある馬ばかりで全く読めない一戦に。
結局、差し馬が前に行く展開になったので、そりゃあ前が残ります。本馬は大きめの出遅れになってしまったので展開面で不利。それでも上がり36.6秒と脚は使えています。
3走前は1200ｍ戦でかなりの好メンバーが揃った一戦。道悪で600ｍ通過34.8秒なら前も楽ができたのでしょう。距離も短く、前有利の展開になったので参考外。
4走前はここにも出走のジャーヴィスに先着しての勝利。ジャーヴィスも差し馬ですが、こちらが安牌でしょう。

他。
7.アストラカ：先行馬。去勢明けの前走は600ｍ通過34.4秒のHペース。インの4番手でロスなく運ぶ好騎乗。去勢効果はあったようですが、今回は展開が難しくなりそう。また、前走の1.24.6では力も通用するかどうか。
9.サザーランド：前走は600ｍ通過33.9秒の超Hペース。牝馬限定戦で、他の人気が脚を失ってくれたから2着に残せたという印象で。前々走は600ｍ通過34.7秒の逃げ。かなりのハイレベル戦での2着。時計も良く、この時くらいのペースで逃げられれば良いものの、その線は薄くて。
12.フェンダー：前走は600ｍ通過34.6秒と流れたものの、思いの外、位置を取れませんでした。キックバックも気にしており、参考外にできる一戦。2.3走前は文句なしに強いのですが、かなり速いペースを追いかけての好走。1400ｍへの延長＆2キロ減ということは、ほぼ確実に位置を取ってくる作戦でしょう。Hペースで沈む方にベットします。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。