〈見解〉
Cコース初週である程度の立ち回りは必要としつつも、後半型の京都12で外に速い馬が固まった並びなら単なる惰性型は垂れる想定。

 

ワンダーキサラは前半のマージン本位で止まり、バンドシェルは間に合わない中で台頭して来るのは一定のポジション確保力+後半力を併せ持つタイプ。

 

◎アンクルクロス（5番人気想定）

 

この舞台での打点としては5走前が出色で、単騎逃げで能力フルに発揮したピューロマジック楽勝パターンを唯一追いかけられて0.3差なら相当評価できる内容で、実際3着以下には0.6差。

 

前走に関しても超が付くハイペースを先行馬群について行って脚使いながら、直線はイン収納で前半のマージン0にし、その後も終始詰まりながら0.3差で負けて強し。

 

今回はCコース初週で外の有力勢に対して利がある並びで、スムーズなら概ね巻き返し濃厚と見て本命視。

 

○タイキヴァンクール（1番人気想定）

 

初スプリントの前走は前半32.9のハイペースをまともに外3追走→コーナーで溜め作って後続とヨーイドン→再加速で後続に0.2差と内容は2枚ほど抜けており、勝ち時計も同日2勝Cを上回る数字。

 

元々マイル路線のハイレベル重賞を使っていた点や、小倉らしくない溜めを作った前走の競馬振りから本質的には後傾スプリントの京都の方が合っている印象。

 

▲コーディアスマナー（3番人気想定）

 

京都と親和性の高い後半寄りスプリントの札幌で好走した2走前が優秀で、勝ち馬は連勝で3勝C突破、3着馬も現級勝ち上がり。

 

前走は開幕終盤の重馬場で完全外伸びになっていた中でイン詰まりなので当然見直し可能。

 

全体的に外に有力馬固まった中、隊列的な恩恵が相当大きそうな並びに川田J手配なら巻き返しは必至か。