◎ドゥレッツァ
[適性]B↑
[能力]A
[レース内容]B↓
…近2走は度外視が可能、菊花賞馬ドゥレッツァの巻き返しに期待する。
[前走] インターナショナルS 5着
好位の外を掛かり気味に追走。
手応えよく直線に向き、前に並びかけるシーンを作ったが、その後はイマイチ弾けず。
⇒ 超スローからの直線ヨーイドンで、新潟直千mのようなレース(直線は900m)。
菊花賞馬のドゥレッツァにとって適性が合っていたとは言い難い。
(のちの凱旋門賞馬で堅実駆けのブルーストッキングが大きく離された4着に敗れたことからも、異質なレースだったことが分かる)
初の海外遠征、斤量61キロ(57.5キロを背負った3歳馬が上位を独占)、外を回るロス、掛かり気味の追走等を考慮すれば大目にみれる敗戦だった。
[2走前] 天皇賞春 15着
2週目の3角から追い通しで早々に失速
⇒ レース後に右第一指骨の剥離骨折が判明。
「熱中症だった」という話もあり度外視できる一戦。
[3走前] 金鯱賞 2着
中団。直線は馬群に包まれて若干仕掛けが遅れたが、最後はよく伸びた。
⇒ プログノーシスに千切られたが、走破タイム1.58.4は悪くない。
59キロの斤量、休み明けを考えると及第点の内容。
[近3走の評価]
B→ C→ B↓
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■強かった菊花賞
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不利な大外枠から先行し、途中でハナを奪われる厳しい展開ながら、3馬身半差で圧勝した菊花賞が度肝を抜く強い内容。
5連勝でG1を制した戦歴からみても、能力は間違いなく高い。
↓菊花賞 17番(桃帽)
<netkeibaTVより引用>
今回は逃げ不在、先行馬も少なくスローが濃厚。
このメンバーならハナを切る展開も考えられるし、
実力馬が展開利も得られそうなここは一発があっていい。
[馬券師指数:20(やや高い)]
【自信度 B】
○チェルヴィニア
…秋華賞(1着)は、4角で馬群に包まれ、直線でもすぐに進路ができずに仕掛けが遅れたが早々に抜け出して押し切る完勝。
力の違いをみせつけた。
勝ちタイム1.57.1は馬場を考慮しても速い。
ハイペースだったが、前の2頭が飛ばしていたので、展開がもの凄く向いた訳ではない。
2走前 オークス(1着)は、全体のラスト2ハロンが11.5-11.4の加速ラップを差し切り、3着以下には大きな差。
強さを示した一戦だった。
桜花賞は栗東滞在が裏目に出たのか、見せ場なく終わったが、それ以外が全て強い内容。
未勝利戦は馬なりで6馬身差圧勝、アルテミスSは2馬身近く抜ける完勝。
2着に敗れた新馬戦にしても勝ち馬はボンドガールで、3着コラソンビートというハイレベル戦(3着には3馬身の差)。
オークス、秋華賞は時計面、レースぶりともに超優秀。
能力の高さは疑いようがない。
今回は逃げ馬不在、先行馬もほとんどおらずスローが濃厚。
もともと先行していた馬だし、
前走の秋華賞はハイペースでも無理なく中団で運べていた。
今回は、自然と前の位置で運べるのではないか。
▲ドウデュース
…天皇賞秋(1着)は、後方2番手から直線では追い出しを待ち、残り300m付近でスパートを開始。
目の覚めるような末脚(上がり32.5秒)でごぼう抜きを決めた。
驚くほどの切れ味だった。
↓天皇賞秋 7番(青帽)
<netkeibaTVより引用>
宝塚記念(6着)は、完全な外差し馬場で外ラチ付近を通ったブローザホーンが優勝。
内を通ったドウデュースは不利だった。
ドバイターフ(5着)は直線でなかなか進路が開かず仕掛け遅れが響いた一戦。
一昨年9月のニエル賞以降、連続で3着内に走ったことが一度もなく、強い時とそうでない時の落差が激しい。
ややムラ駆け傾向なのと、スロー濃厚の分▲評価にとどめた。
△△スターズオンアース
…ドバイシーマクラシック(8着)は、中団で運んで見せ場なく失速。
(「ずっと右に張っていた」という話)
ただ、国内では【3-5-4-0】とまだ一度も3着内を外していない。
休み明けでひと息入れ、国内戦に戻る今回は、巻き返す可能性はそれなりにあると思う。
今回はスロー濃厚で、展開利が見込めるのが一番強調できる点。
△オーギュストロダン
…近走はメンバーがやや弱く、見た目的にも凄く強いという感じはしない。
それでもG1 6勝の実績馬だから、地力は高い馬なのだろう。
父がディープインパクトだし、手脚の軽い走りなので、日本の馬場には対応できるはず。
(母父がガリレオなので、上がりが速くなり過ぎると分が悪いかもしれないが)
前々で運んで地力勝負に持ち込みたい。
△ジャスティンパレス
…天皇賞秋(4着)は、直線後方からすぐに進路がみつからず右往左往するシーン。
ドウデュースほどにないにしても最後はよく伸びていた。
スムーズなら3着はあったか。
重馬場で力を発揮できなかった宝塚記念を除けば安定して走っており、ここも3着ぐらいなら。
△ゴリアット
…2走前キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(1着)は直線途中まで持ったままの手応え。
実力馬ブルーストッキングやレベルスロマンスに完勝したのだから強かった。
高速馬場に疑問符も、内枠から先行すれば怖い。
【ジャパンカップの印】
◎ 10ドゥレッツァ
○ 9チェルヴィニア
▲ 3ドウデュース
△△ 14スターズオンアース
△ 8オーギュストロダン
△ 4ジャスティンパレス
△ 1ゴリアット