Mペース想定：内枠有利・先行有利

◎2.ロードデルレイ
大阪杯に出走していれば本命だと決めていた馬でしたが、無念の除外。
前走・鳴尾記念も本命を打ちましたが、左後肢跛行で競走除外に。
賞金を稼がなければ今後のローテーションがかなり危うくなるため、ここは必勝体勢のはず。現4歳世代のトップ層だと評価している馬です。
使っているレース全てが余力ラップ戦だという珍しい馬。
だからといってSペースが良いタイプという訳ではなく、折り合いに気を配るタイプなのでケイアイセナの飛ばすペースは合うはずです。
前走・白富士Sは1.57.2という好時計で走りながら終いは11.4秒。
前々走は直線の手応えが一頭別次元で、楽に2馬身突き放しました。
G1級だと思っているのだからリステッドのここで下手な競馬はできません。

○1.ケイアイセナ
Hペース型の逃げ馬。秋山真一郎騎手引退後は騎手が定まっていませんでしたが、前走の武豊騎手は必ずや合うだろうと感じていました。
1000ｍ通過57.9秒というHペースで逃げて、終い12.1秒と失速しながら逃げ切るのだから力を出し切る完璧なレース運びだったと言えます。
この前走は相手がかなり揃った3勝クラス。2着セブンマジシャンはホープフルS6着に京成杯3着の実績馬。3着ココナッツブラウンや5着マラキナイアもローズS好走馬。下手なオープンクラスよりもレベルは高かったと言えます。この相手関係の中で1.44.0の好時計勝ち。実力は本物です。
前々走も勝ち時計が1.44.1のハイレベル戦で0.3秒差。
高速決着に強い馬ですが、荒れた馬場にも対応可能。
今の京都はクッション値が高く時計が出ていますが、内が荒れていて外の方が伸びる馬場。高速馬場も荒れ馬場もこなせるのは強みになります。
最内枠の本馬が逃げて、他、内枠の馬が続いていく隊列になるはず。2000ｍへの対応はカギですが、武豊騎手は距離を持たせるのが上手い騎手です。
とっくにオープン級の力を示していた馬が55キロというのも有利。
逃げて残せると見ます。

☆4.ディープモンスター
特に大きく嫌うことはありませんが、本命を打った前走・小倉記念が少し物足りない内容の3着。相手を考えれば連絡みはしていてほしかったところ。行きっぷりも一息で、終いも伸びが案外だったことから58.5キロが響いたか。鞍上も58.5キロに敗因を求めていました。
今回も58.5キロ。
鈍足型のディープインパクト産駒なので、今の高速馬場も多少割り引きが必要。ただ、ペースが流れそうなのはプラス。
決め手には欠けるものの、ここ2戦は相当速い時計で走破しており、総合力は高い。
2.3着は十分にありそう。
押さえとして。

他。
11.ジューンアヲニヨシ：ある程度位置を取れるタイプですが、長めの距離で位置を取ってきた馬。京都芝2000ｍでは位置を悪くしそう。外の伸びる馬場とはいえ、内回り芝2000ｍなら内を通す方がベターそうで。
12.トゥデイイズザデイ：前走は1000ｍ通過58.1秒のHペース。控えて、すぐに外に出した鞍上のファインプレーでした。自在性があり、先行できる馬ですが、12番枠から位置を取れるかがカギ。中枠のデシエルト、サトノエピック、ブラックシールドらもきちんと出していきそう。枠の差で位置を悪くすると見て割り引きます。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。