東京スポーツ杯２歳Ｓ（Ｃ）
[印]
◎4クロワデュノール
△2ジーティーマン
△3ファイアンクランツ
≪買い目:単勝◎3200、馬連ワイド◎→△200≫

[見解]
例年も出走馬の半数ほどが前走時に新馬戦を勝利したばかりのキャリア1戦の馬同士による一戦となる東京スポーツ杯２歳Ｓ。

そこでは将来の重賞~G1級の馬たちと、その後に2勝目を挙げられることなく現役生活を終える馬とが一堂に会するという力量差が大きいメンバー構成による一戦となりますので、必然的に前者の一握りしかいない傑出馬がその力通りに順当に勝ち馬＆好走馬に名を連ねるというのが毎年見られる光景となっています。
その重視すべき傑出馬を見抜く上で有用なのが新馬戦のレースレベルで、特に「１、レース施行のタイミングが早い一戦（新馬戦解禁週のレースや開幕週のレースやカテゴリー毎の皮切りのレースなど）」と「２、ノーザンファーム勢の好走馬や出走馬が多い一戦」と「３、次走勝ち上がり馬や好走馬が多い一戦」と「４、距離が1800m以下の一戦」と「５、福島か函館以外の一戦」に当てはまるレースであればあるほどハイレベルレースである可能性が高いということが言えます。

実際に昨年の勝ち馬シュトラウスは「新馬戦解禁日の6月1週目の東京1600mの新馬戦を勝ち上がり」で、一昨年の勝ち馬ガストリックは「ノーザンファーム勢が２〜４着までを占めていた東京1800mの新馬戦を勝ち上がり」で、４年前の勝ち馬ダノンキッドも「ノーザンファーム勢が超多頭出しで上位７頭中６頭を占めていた阪神1800mの新馬戦を勝ち上がり」でした。
それに照らせば「ノーザンファーム勢のワンツースリーだった東京1800mの新馬戦を勝ち上がりのクロワデュノール」・「開幕週の新潟1800mの新馬戦を勝ち上がりのジーティーマン」・「ノーザンファーム勢が多数出走の札幌1800mの新馬戦を勝ち上がりのファイアンクランツ」の３頭が有力候補に浮上しますが、その中でも逃げれば強いアルレッキーノを下すハイパフォーマンス勝ちを見せたクロワデュノールの器が仕上がり途上だとしても一枚上と見て◎を打ちます。