Sペース想定：外枠有利・先行〜中団有利

◎13.スカイサーベイ
土曜の京都芝のクッション値は11.1。今年、最も高い数字で開催されました。クッション値の高さ通りに時計も出ています。内回りだと内枠先行有利な程。外回りでは悪化しているインコースを避けた方が無難でしょう。時計が出ていることから、あまり深い位置からは届かないという想定。
ここは素質馬の揃った一戦。敗因のある素質馬を狙います。
スカイサーベイは既走馬相手の初戦で勝利した素質馬。ここに出走のミッキーストライクを撃破しています。出遅れたのは本馬もミッキーストライクも同じ。こちらの方がマシな出遅れだった分、ミッキーストライクの一列前を確保できました。勝負どころでの手応えも良く、一度は3着ミッキーストライクや2着馬を引き離しました。動くのが速くなった分、最後はまた差を詰められましたが、2着のシャイニングソードはすでに2勝を挙げている素質馬。スカイサーベイの素質もかなり高い。
2戦目の京都新聞杯は「周りを気にしてフワフワ」という話。パトロールビデオも確認しましたが、フワフワというよりもフラフラしているところが目立ちました。
3戦目でスタートが改善して先行。伸びを欠きましたが、鞍上は「いい位置で回ってくることができましたが、直線に向くと浮いてきて伸び切れませんでした。馬具を工夫した方がいいかもしれません」と述べていました。
4戦目の前走はブリンカー着用。引っかかってしまい、1000ｍ通過59.4秒のHペースにも巻き込まれてしまいました。度外視。
今回はブリンカー外し。
他の馬具を工夫しているのかは分かりませんが、今回、クリスチャン・デムーロ騎手が騎乗。乗り難しい馬を上手く御する可能性は十分。
前走時に陣営は「能力的にはこのクラスにいる馬ではないです」と述べていた通りの馬で、あまりにも過小評価されていると思います。

○15.ジンセイ
前走は「成長分を加味しても余裕残しの体つき。使った上積みは大きいだけに、もっと動けてもね」という話。伸び負けしましたが、当時の馬場で2.00.0ならよく走っています。
前々走・青葉賞はノメっていたという話。
3走前・すみれSは、今年の3歳牡馬路線のハイレベル戦。インをロスなく回ってきました。1.2着馬は格上でしたが、3着メリオーレムとはクビ差。他、下した相手も1勝クラスや2勝クラスを勝っており、1勝クラスなら上位の馬です。
あまり速い上がりを使えるタイプではありませんが、叩き2戦目＆川田将雅騎手に手戻り。先行して後半4F戦になれば、前目から残せても。

▲5.ステラクラウン
前走は道中インで、直線で外に出す良い立ち回り。鞍上は「いい競馬をしてくれましたが、勝ち馬をマークしていませんでした。それができていれば差し切れていたと思うので……。これを使って良くなると思います」と述べていました。
ミカエルパシャとクビ差なら力は上。
ジンセイはすみれSでミカエルパシャに0.2秒先着。ストーンズは若駒Sでミカエルパシャに0.4秒先着されています。
前走よりも前のパフォーマンスに疑問を抱いていましたが、前走は休んで良くなっていたり、京都が合ったり、が好走要因でしょう。
前走を信頼します。

△14.ミッキーストライク
京都芝2200ｍでは2.1着と得意としています。
2着の時はL1が11.4秒の余力ラップ戦になりましたが、すでに3勝を挙げているヴェローチェエラを追い詰める競馬。
昇級後があまりにも案外ですが、前走は休み明け、前々走はダート、3走前は小倉の馬場不向き、と考えれば、もっとやれても。

他。
1.クルミナーレ：産駒がほぼ勝っているクロウキャニオン産駒。この母系はあまり速い上がりを使える馬が出ません。本馬もここ2戦は上がり33秒台を使っているものの、前走は超Sペース、前々走は超高速馬場＆Sペース。前走はメンバーレベルが低く、2着に未勝利馬が食い込みました。外から交わせそうで、終いに止まって内の馬を交わせなかったのは少し物足りない内容。前々走は一列後ろにいたホウオウムサシに差されてしまいました。レースレベルも低く、ルメール騎手騎乗＆血統面以外に売れる要素があるのか……？未勝利時代にはさほど強くない馬にも負けてきています。危険ではないかという見立てで。
8.ストーンズ：前走は休み明けとはいえヴァイザーブリックという馬に完敗。若駒SもSペースを先行して失速。こちらも人気に見合う馬なのかが疑わしくて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。