Sペース想定：外枠有利・先行有利

◎11.ラントレイル
新馬戦のL2は12.8-12.1の加速＆余力ラップ戦。直線の追い風が強かったとはいえ、急坂部分で12.1秒は速い。内の馬に粘られましたが、上がり最速で2着なら評価。4着馬は次走、1200ｍに短縮して勝利。6.7着馬は次走、3.2着に好走しており、レースレベルはかなり高かったはずです（この時の7着馬が上位人気想定のテンペストーソ）。
前走はほぼ勝てるだろうと単勝多めの本命に。勝ち馬はモレイラ騎手騎乗もあり、2戦目で大きくパフォーマンスアップ。初ダートの2着馬は適性が高すぎました。
陣営は「中間は短期放牧。ジョッキーが評価をしている馬ですし、ここも先行力を生かせれば」と述べています。最終追い切りで一杯に追って終い14.2秒と失速している点は不安ですが、ここ2戦も最終追い切りで終いに失速しており、実戦タイプか。
距離短縮の今回は好枠から先行して押し切れると見て。

○9.ルヴァレドクール
前走はL4が51.1秒で、L2は12.4-12.7。2歳8月の時点としては優秀なラップです。
本馬は内枠から先行しましたが、内にいたことで勝負どころでやや位置を下げてしまいました。外に出して追い上げましたが、前も止まらず。勝負どころでのポジションが悪かったと言えます。
陣営は「初戦は若さを見せてチグハグな形も、２戦目の上積みは大きいはず。楽しみです」と前向き。下手な仕上げでルメール騎手には任せないでしょう。追い切りもよく動いています。

他。
☆2.ゴールデンカイト：新馬戦は1000ｍ通過61.9秒と速い流れ。L2は13.0-13.3と失速しましたが、ペースを考えれば仕方ありません。1F短縮がハマりそうな先行力＆ラップで。
4.テンペストーソ：ここ2戦出遅れ。前走は800ｍ通過47.6秒と、未勝利としては流れました。12.9秒まで失速したL1で猛追。前が止まった部分もありますが、本馬の上がり35.9秒は超優秀。この時期に35秒台で上がれるならいずれチャンスが回ってくるはず。今回、メンバーが楽ではなく、前も止まらないと見て。スタートを決めても追走できるタイプではありません。
12.アンエクスプロード：新馬戦は800ｍ通過48.1秒のSペース。L2は12.6-12.4の加速ラップに。五分のスタートを決めて後方。5.6F目が13.3-13.2と緩んだことで4角出口では馬群が凝縮。十分に間に合う展開になってくれました。本馬の上がり37.3秒はさほど速い訳ではありません。今回に関しては相手も強くて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。