Mペース想定：内枠有利・先行有利

◎3.ソノママソノママ
前走は600ｍ通過33.5秒で、L2は11.7-11.9。勝ち時計は1.08.4。
翌日の2勝クラスの勝ち時計は1.08.3で、L2は11.8-11.9でした。2勝クラスと同水準のラップ・時計ならハイレベル戦。
ソノママソノママは外枠から好発を切り、3.4角と直線はやや外を回しました。3.4角こそインが悪化していましたが、直線は馬場のインが良かったので内を回した方が有利でした。実際、インを通した3頭に先着を許す結果に。0.1秒差なら上々です。
前々走は出負け。リカバリーして先団のイン。逃げたロードトレゾールが600ｍ通過34.1秒と、小倉芝1200ｍとしては楽なペースで逃げ切りました。本馬は外に切り返すロスがありながら最後はクビ差まで追い詰める好内容でした。
3走前は外枠から差す競馬。600ｍ通過33.1秒のハイペースながらインを通した逃げ馬が逃げ切り勝ち。夏の小倉は直線の内が良く、外の馬に差されそうで残すレースが多発していました。
インの好位で立ち回れる馬で、3番枠なら控える競馬はしないでしょう。陣営も「最近は位置を取っても気持ちが途切れず、ひと脚を使えるように」と述べています。また、「渋った馬場は歓迎です」とのこと。既走馬相手の初戦は重馬場で3馬身千切って勝ちました。
ここ3戦はロスがありながら全て高いパフォーマンス。開幕週福島の3番枠はプラスでしょう。インが悪化するまでは行かないと思うので、本馬を信頼します。

○10.レディメローラ
前走は600ｍ通過33.1秒のHペース。外枠で3.4角では外を回されるロス。中京開幕2週目だったのでインをロスなく回した馬が有利でしたが、外を回しながら0.3秒差なら強い競馬をしています。
前々走はソノママソノママが4着だったハイレベル戦。ソノママソノママより内を通して、直線、並びかけられても交わさせませんでした。内有利ではありましたが、ソノママソノママと同タイムで走れているのなら上々です。
3走前はL2が11.6-11.7で、小倉芝1200ｍとしては減速幅の少ないレースに。内枠から先行して、直線は一旦抜け出しましたが、最後の最後に捕まりました。0.1秒差3着で、本馬も終い11.8秒の計算だから止まったというよりは他馬が伸びてきただけ。
開幕週で10番枠から位置を取れるかがカギですが、高い先行力を持っており、これまでも外枠から位置を取れています。
ソノママソノママとセットで来ると見て。

▲4.クリノゴッホ
2.3歳時から高いパフォーマンスを出しており、1勝クラスはすぐ突破できる馬だと思っていましたが、気性的に自分からやめてしまう面があり、成績が安定しませんでした。
前走は去勢明けで約7ヶ月ぶり。マイナス20キロ。内枠からスムーズに先行できましたが、3角で前が狭くなり、少し位置を下げる不利。直線も外へ行こうとして、また、内に進路を切り返すロスがありました。最後の最後に甘くなりましたが、L2が11.6-11.2の加速＆余力ラップ（直線追い風）だったので仕方ない面もあります。
今回、減った馬体はいくらか戻っているという話。
前走の競馬ができるなら去勢効果てきめんでしょう。
今回も内枠から流れに乗る競馬で。3キロ減の柴田裕一郎騎手も先行するには良いでしょう。

他。
15.ライクアフラワー：4走前は未勝利の身で1勝クラス勝ち。その後、不利な枠からでも先行して崩れていません。力自体は上位ですが、今回の15番枠は開幕週としてはさすがに不利でしょう。この馬の内に先行したいタイプが多く、しっかりと位置を取り切れるかどうか。また、位置を取れても外を回されすぎる危険性があります。前走はやや太めだったそうで、絞れてきそうなのはプラスですが、枠の不利が大きいと見て。石神深一騎手で好走している馬ではありますが、平地でプラスということはないでしょう。外枠から位置を撮った時は三浦皇成騎手でした。石神深一騎手で上手く位置を取れるかが疑問で。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。