S〜Mペース想定：外枠有利・先行有利

◎13.メイショウザンゲツ
かなりメンバーが小粒な牝馬限定戦。
メイショウザンゲツは長期休養明け。陣営は「じっくり休養し成長を促した。今週の動きは良かったし、通用してもいい」と前向き。乗り込み入念で、この時期の3歳馬は成長面の期待の方が大きい。
前走は600ｍ通過34.4秒、800ｍ通過46.6秒のHペースを追走して苦しくなったもの。
前々走は勝ち馬が強く、2着とは0.4秒差に踏ん張っています。
3走前は600ｍ通過34.7秒とまずまず流れて差し馬が台頭した中、3着に踏ん張りました。
今回も外枠を引いたのですんなり先行できるでしょう。
かつてのパフォーマンスでも通用してしまうメンバー構成ですが、成長見込める今回はパフォーマンスを上げてくるはずです。

○5.ハギノインスパイア
未勝利馬ですが、芝で未勝利は勝てるだろうと思っていた馬です。
初ダートの前々走は2番手に付けて、4着に踏ん張りました。当時の53キロから51キロに減るので、もう少しやれるはずです。復帰後の今村聖奈騎手がまだ結果を出せていないのが心配ですが、土曜の3鞍を見る限り、問題はなさそう。上手く乗っていました。
1800ｍの前走はL4が49.8秒の余力ラップ戦。出遅れて後方からになりましたが、良い脚で5着に浮上しました。この時が今村聖奈騎手だったので、出遅れに関しては心配も、芝の速い流れを追走できていた馬。芝スタートなら問題なさそうです。

▲14.ロンシャンクイーン
重馬場の前走は600ｍ通過34.5秒のHペース。中団前目から。直線は外目から伸びて3着に浮上。取り立てて優れている点はありませんが、重馬場とはいえ1.24.6で走れているなら及第点。このメンバーなら通用するはず。
今回も外枠で、Hペースだった前走よりも位置を取れそうな点も魅力。
以前、ダート1400ｍを使った時は砂を被って少し位置を悪くしていました。他のレースを見ても砂被りは良くないようなので、外枠で期待が膨らみます。

他。
10.エレガントギフト：前走は走破時計が1.26.1と非常に遅くなりました。これは逃げ馬のレースメイクが悪く、4F目に13.0秒までペースを落としたからではありますが、本馬は外を回ったにせよ終いの伸びがイマイチだったのが気がかり。差し脚質という点も嫌いたい要素で。
11.ベルダイナフェロー：前走は600ｍ通過34.0秒のHペース。先行して推しきたのは立派ですが、L2は13.1-13.1と余力のないラップでした。1.25.3で通用してしまうメンバー構成ではありますが、前走のようなHペースは期待できず、切れ負けしても不思議はありません。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。