Sペース想定：外枠有利・先行有利

◎1.カゼノランナー
カゼノランナーは未勝利勝ちの1.58.8が破格の好時計。
1.0秒千切った2着カズタンジャーはすでに2勝クラスで3着している馬。
前走・ユニコーンSは差し有利のコース・展開になって失速したもの。
このメンバーなら楽に逃げられそうで、そのまま逃げ切り濃厚でしょう。
ほぼ負けないと見ます。

○9.ショーヴァロンス
人気馬に差し馬が多く、相手には先行できる穴馬を抜てきします。
休み明けのショーヴァロンスは陣営が「休ませて以前とは動きが変わってきた。これなら楽しみ」と前向きです。1週前には、騎手騎乗ながら南Wで5F自己ベスト更新。
元々はテンの遅い馬でしたが、3走前に先行して押し切りました。同型の少ないメンバー構成ではありましたが、決してSペースではありませんでした。相手小粒ながらも、今回も強い馬は少ない。
前々走はスタートで接触する不利あり。
前走は外枠から先行。3.4角は内をロスなく回り、直線では前に離されたもののしぶとく伸びて4着確保。このレースは勝ったマンマリアーレが1.52.7の好時計勝ち。2.3着も1勝クラスを突破している通り、上位3頭は上のクラスの馬でした。
1.54.4ではやや心許ないのは確かですが、前走の53キロから今回は減量で50キロになります。小林美駒騎手は落馬で4ヶ月ぶりの復帰になるので不安もありますが、元々、この馬の主戦と言って良い程。また、若手騎手限定戦なら小林美駒騎手は乗れる側の騎手です。
新馬戦で砂を被って最後方になりながらも速い上がりをマークした馬で、未勝利は勝てるだろうと思っていました。1勝クラスでどうかですが、展開利と50キロを生かして。

他。
☆11.アスプリージャ：前走は五分に出て中団。1000ｍ通過63.9秒のSペースで、1000ｍ手前辺りから進出。4角では2番手でそのまま流れ込んでの2着。未勝利で戦ってきた相手からも、この馬が2番目に強いのは確かでしょう。
前々走は好メンバーの揃った一戦での5着。三連系で多めに押さえます。
3.キタサンシデン：未勝利馬。差し馬ですが、道悪があっているようで、重馬場・不良馬場で3.3着。稍重の前々走の5着も相手を考えれば評価して良い一戦です。良馬場・稍重だった未勝利時のパフォーマンスの低さが気がかり。今、良馬場でもパフォーマンスを落とさないのかどうか、半信半疑で。いずれにしても前走は低レベル戦。展開不利で3着に来たのは立派ですが、今回も展開不利になりそうで。
4.ハイグッドワールド：未勝利勝ちは超凡戦。昇給戦はHペースで、勝ったショーヘーフェイス以外が弱すぎました。その中での4着では……。前々走は躓いて大きく出遅れ。低レベルな前走な前走で終いに止まっているようでは……。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。