Sペース想定：外枠有利・差し有利

◎8.ラーンザロープス
ラーンザロープスの前走・1勝クラスの勝ち時計1.27.5は、今年の札幌芝1500ｍで2位に当たる好時計。Hペースの中、早めに進出して押し切りました。2着チュウワダンス向きの流れだったことを考えれば価値ある勝利。なお、チュウワダンスは次走で1勝クラスを勝ち上がりました。
新馬戦はL2が11.6-11.3の加速＆余力ラップ戦。ラヴスコールの2着でしたが、前走でラヴスコールを撃破しています。
前々走はダートで度外視。
3走前・チューリップ賞は前の馬が壁になり、ろくに追えないままの終戦。
4走前・シンザン記念は惜しい4着。ハイペースを前付けしすぎたこと、進路を切り替えるロスがあったことが僅かな差に出てしまいました。馬券内はあったはず。
5走前は最後方から教育騎乗のようなレースでした。
陣営は「暑い時季に無理をしなかったので、いい状態で秋に始動できそう。1400メートルに対応できる器用さもあると思う。昇級でも」と前向きです。
クラシックに乗るだろうと思っていた馬。
2勝クラス＆外枠差し有利になりそうな馬場なら崩れられません。
時計の掛かり気味な京都芝も合うタイプでしょう。

○6.ケーブパール
前走は600ｍ通過33.8秒のHペースも、17番手通過でさすがに飛ぶかと思いました。終い凄まじい脚で差し切り。上がり性能はメンバー随一でしょう。1.19.9で走れるなら2勝クラスは壁にならないはず。また、本来はもっと位置を取れる馬です。
前々走はオーロラエックスが1.44.4の超好時計で勝ったレース。高く評価しているレースでの0.1秒差2着なら上々です。
決め手優秀で馬場も問わないタイプ。6番枠だけがカギ。

▲4.ケイデンシーマーク
この馬は福永祐一厩舎に転厩してからローテを誤っているという印象を受けていました。マイルや1800ｍよりも1400ｍ向きでしょう。元々、ここ3走で嫌い、1400ｍに戻してきたら買うと決めていました。
4番枠を引いてしまったのはマイナスも、上手く外に出せれば。先行馬が少ないので、比較的外には出しやすいはずです。
1400ｍなら買うと決めていた以上、ここは押さえます。
陣営は「3走前は距離が長く、ここ2戦は状態が良くなかった。今回はいいよ。ピッチ走法で1400メートルも良さそう。スムーズなら」と前向きです。

他。
9.ナムラアトム：前走は内有利の馬場で、外差しハマらなかったとはいえ勝ち馬が外から差してきただけに不満の残る内容。前々走・葵Sは少し後ろになりすぎました。上がり33.4秒を使っての6着なら悪くない内容ですが、あくまで1200ｍ。3走前・ファルコンSは1.20.8と時計的に優れてはいません。1勝クラス勝ちは馬場の良い大外に出したことが結果的には良かったのかなと思える内容でした。
11.コト：本命を打った前々走は想定以上の行きっぷりの良さ。結果的にそれが裏目に出てしまうHペースでした。ただ、ケーブパールには展開面の差があったとはいえ、完敗で。前走に関しては相手が弱くなったので順当勝ち。2勝クラスのこのメンバーでは一枚落ちそうで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。