直結コース(今回のコースと同じ適性が要求されるコース)：京都芝3000ｍ、中山芝2000ｍ、中山芝2200ｍ、新潟芝2200ｍ、京都芝2200ｍ

【推奨馬の見解】
コース（レース）の特徴：菊花賞が行われる京都芝3000ｍは向正面(3角手前)のスタートで外回りを２回通って最後の直線が平坦なコース形態。穴馬を探す際、春の実績からは距離の近いダービーよりも直結する割合が高い中山芝2000ｍで行われた皐月賞の好走馬を優先したい。京都開催の菊花賞を確認すると４年前は５人気３着のサトノフラッグが皐月賞５着・ダービー11着、さらに17年菊花賞を10人気２着のクリンチャーも皐月賞４着・ダービー13着で皐月賞の着順が良かった。夏から秋にかけての実績からは距離2200ｍの激走馬に注目する。昨年の菊花賞４人気１着馬は前走で新潟芝2200ｍの日本海Ｓを勝ち、４年前の菊花賞４人気２着馬は前走で中京芝2200ｍの小牧特別を勝っていた。

本命馬の見解:◎ヘデントールは、直結コース中山芝2000ｍの未勝利と１勝クラスを連勝した。そして菊花賞で注目する距離2200ｍで前走の日本海Ｓを勝利した。未勝利を勝ち上がって以降、ほぼ最後方の位置取りになった青葉賞以外は全勝しており、まだ底を見せていない魅力がある。距離を延ばすほうが良くて長く脚を使えるタイプ、京都芝3000ｍの舞台は合っているため大駆けを警戒する。

対抗馬の見解:○コスモキュランダは直結コース中山芝2000ｍの皐月賞を７人気２着に激走、東京芝2400ｍの日本ダービーを６着に敗れた。前述したようにダービーより皐月賞のほうが着順の良い馬なので注目する。秋緒戦にセントライト記念を２着に好走、叩いての上積みを見込める。前走は出負けして位置取りを悪くしたが、３角からマクッて好走。京都芝3000ｍは早めに動くほうが好走しやすいため、マクる競馬で激走を警戒する。

単穴馬の見解:▲アーバンシックは、春に直結コースの中山芝2000ｍで京成杯を連対して、G1レースの皐月賞を４着に善戦した。さらに秋緒戦で距離2200ｍのセントライト記念を制したことを高く評価する。夏の成長や前走内容から距離が延びても対応できそうなことから激走を警戒。

ヒモ穴の見解:前述したように夏以降の距離2200ｍを勝利した馬に注目するため、阿賀野川特別を勝利した☆ピースワンデュック、茶臼山高原特別を制した☆アドマイヤテラをヒモ穴に推奨する。