Sペース想定：内枠有利・先行有利

◎4.パワポケビー
東京ダート1300ｍはSペースになりやすいコースですが、内枠に逃げ・先行馬が固まると外枠勢は位置を取れなくなり、外々を回されて飛びやすくなります。
内枠に逃げ・先行馬の固まったここは内枠先行馬狙い。
パワポケビーの前走は直線の向かい風が強かった日。追い風の向正面では600ｍ通過33.2秒のHペース大逃げを打ち、0.5秒差5着に踏ん張りました。
このテンの速度があれば、ここでも逃げられるでしょう。
一時期不振に陥っていましたが、前走を見る限りでは完全に復調しています。

○9.タイセイレスポンス
横山典弘騎手が乗って、後方待機の競馬を続けていますが、今回は北村宏司騎手が騎乗。元々は先行馬だったので位置を取ってくる可能性が高いと見ます。
4走前は上がり34.8秒の鬼脚をマークしており、現級上位は明らかな馬。
前走は五分に出て、直線入口では前を射程圏に入れる位置。一旦抜け出してから差し馬に捕まりましたが、前走のような競馬ができるなら崩れる危険性は低くて。

▲12.レイニングキャット
初ダートの前走はスタートで他馬に挟まれる不利。その後は砂を被って進みが悪かったものの、直線は内から一脚使っていました。
ダート適性は確認できました。
本馬に関しては外枠がベターでしょう。多少不利な枠でも力で圏内に来られると見ます。

△6.グレイスカリヨン
やや力が足りない気がしてなりませんが、バイアスに沿っているということで推奨します。
先行できるタイプで、パワポケビーを見ながら運べる6番枠は絶好。ただ、スタートもやや悪いところがあります。
力・スタートと不安もありますが、陣営は「久々を1度使って良くなっているし、東京の1300メートルもレースがしやすそうです。展開次第でチャンス」と前向き。展開向きそうで。

他。
2.ゴールデンオスカー：出遅れ癖のある馬。好枠ですが、まずはスタートがカギ。また、スタートを決めても未勝利戦で馬券に絡めていません。出遅れて脚を溜めた方が良い可能性もあり、買う価値は低いと見て。ただ、1勝クラスで足りる馬です。
3.トルーマンテソーロ：陣営が「今回はハナにこだわる競馬をするつもり」と述べていますが、この馬のテンの速度ではパワポケビーに被されてしまいそう。こちらが逃げて、パワポケビーが外の番手の可能性も考えましたが、可能性として低いと判断。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。