京都12R 桂川S

◎9 フェルヴェンテ
〇8 ローズスター
▲10 タマモダイジョッキ

【先行負荷大・差し負荷小】（外差しゾーン）

　内枠勢がそれなりに出すところをまとめてテイエムリステットが被せ切る入りが濃厚。土曜の雨の影響を受けての乾きかけの馬場が想定されるので、非常にタフなコンディションでのレースになるだろう。この場合、外スムーズの動きで差し込める馬の好走が目立つ状況になるので、テイエムリステットが演出する隊列恩恵も活かしながらタフ馬場を苦にしない馬を重視したい。

【評価馬】

　外スムーズの動きでタフ馬場を苦にせず差し込める馬
→ローズスター、フェルヴェンテ、タマモダイジョッキ

【軽視馬】

　タフ条件への対応が見込みにくい馬
→イチネンエーグミ、テイエムリステット

◎9 フェルヴェンテ

　3歳時のレースにはなるが、11走前端午S（3着）を評価。後にOPクラスでも活躍する面々が揃っていた世代限定OPらしいハイレベル戦。レースでは前半置かれたが、コーナーで膨れながらも直線大外一気の強襲。展開利があったとはいえ、この時も外枠勢が被せる隊列から乾きかけの馬場状態で差し込めていたので、再現に期待できるものとみて評価したい。3勝C昇級後は、ともにスピード質の立ち回り決着に対して、枠なりに外差しの逆行競馬を強いられたが、打点証明として十分なレベル感で走れている過去のレース内容からも、順行競馬で巻き返しに期待できる存在とみている。

〇8 ローズスター

　重馬場での決め手が破格だったので、前走伊賀S（2着）では、パワーを要する条件替わりでどうなるのか多少不安に思っていたが、むしろ捲り差しの新境地を開拓して好内容だった。ブリンカー効果も覿面だったとみてよく、3勝Cなら安定して差し込める隙の無い馬になったので、引き続き好走が見込めるものとして重い印を回す。

▲10 タマモダイジョッキ

　前走外房S（4着）は、上位勢が順当に能力を出し切ったものに対して遅れを取っただけ。本質的には1400 m向きの差し馬であるとみているので、追走緩和状況下込みで馬券内好走まで追いたい。