<予想>
◎:ダノンブレット
苦手な夏明けを叩いて得意条件
○:オメガタキシード
同じ2着でも内容は良化して
▲:ネッケツシャチョウ
極端な外枠になったがスムーズには走れる
△:ビップスコーピオン
この相手でベスト条件のハンデ戦なら
☆:マテンロウガイ
平均ペースくらい流れてくれたら
<予想詳細>
本命は、ダノンブレット
前走のJRA70周年記念アニバーサリーS(3勝クラス:中京ダ1800m)は、出たなりで後方2番手から追走。直線に入るところで大外に出して、いい脚で伸びて0.4秒差3着。
苦手な夏を挟んだ休み明けで、レース前のコメントも次につながればと言っていたレース。ペースアップが早い展開で、後方から届く流れになったことで3着まで持ってこれた。次に向けての叩きのレースで、あれだけ走れたら上出来。
今回は、ひと叩きして得意の東京ダ2100mになるのが魅力。
中間の調整を見ると、中4週で3週連続ウッドで長め。明らかに前走より負荷をかけていて、ひと叩きしての良化と勝負度の高さを感じる(前走時は、1週前ウッド馬なり、最終追い切り坂路)。
東京ダ2100mは、1勝クラス・2勝クラスを勝った舞台。3勝クラスで好走できていないが、レースレベルが高いところに当たっている(ペプチドナイル・テンカハル・オーロイプラータ・オーサムリザルトなどが勝ち馬のレース)。このメンバーなら勝てる走りができていい。
展開的にも前に行きたい馬が多いので、極端なスローペースにはならないはず。横山典弘騎手なのでポツンになる可能性はあるが、そうなっても届く脚があるので期待する。
相手は、4頭選択。
オメガタキシード
前走の内房S(3勝クラス:中山ダ1800m)は、中団やや後ろで追走。向正面で外から動く馬がいたがそれには付き合わずに、3コーナーから動き出して直線で外へ。直線中盤で前の馬の脚が鈍ったところで伸びてきて1/2馬身差2着。
2走前の天橋立Sがスローペースの上がり勝負だったので、ハンデ戦で56kgは見込まれたと思ったが好走。ルメール騎手の見事なペース判断もあって良化を見せた。3走前のキングカメハメハC(3勝クラス)5着の走りから、東京ダ2100m替わりは魅力。この条件が大得意のルメール騎手の継続も歓迎で上位争い可能。
ネッケツシャチョウ
前走のエアグルーヴC(3勝クラス:東京ダ2100m)は、内枠から位置を取りに行って2列目最内の3番手で追走。直線に入っての加速で少しもたついたが、直線中盤から持続力で浮上して0.6秒差3着。
大跳びなので相手の仕掛けに合わせる形でもたついたが、パフォーマンスを上げて昇級初戦から好走。今回は、極端な外枠に入ったが、被されずに自分のペースで走れるので前走までもたつくところは出ないはず。休み明けになるがしっかり乗り込まれているので、いきなり上位争いに加われていい。
ビップスコーピオン
前走の瀬戸S(3勝クラス:中京ダ1900m)は、後方4番手で追走。3コーナーで外から動き出したが、5頭分くらい外を走っていたのであまり差を縮められないまま直線へ。それでも直線に入って最後までじわじわ伸びて0.3秒差3着。展開が向いたのはあるが、外追走のロスと上位2頭との1kg差を考えたらよく走っている。
今回は、ベストの東京ダ2100m替わりが魅力。この条件は、全3勝をしている舞台。3勝クラスでは好走がないが、いいメンバーが揃っているレースで連続4着。今回の相手なら上位争いに加われていい。
マテンロウガイ
前走の瀬戸S(3勝クラス:中京ダ1900m)は、中団やや前の最内で追走。直線に入ってから徐々に外に出しながら、長く脚を使って2馬身差の2着。ペースアップが速くて差しが決まる展開で、内をロスなく立ち回っての好走。レースレベルは高くないが、休み明けを考えたら上出来。
今回は、東京ダ2100mのハンデ戦が魅力。2走前の2勝クラスで、東京ダ2100mでは珍しい持続力勝負の展開で勝っている。上がり勝負になるときついが、平均ペースくらい流れてくれたら持続力で浮上できる。流れ次第で出番があっていい。