Mペース想定：外枠有利・先行有利

◎1.ブラックホーネット
ブラックホーネットの新馬戦はL2が13.2-12.1の加速＆余力ラップ。直線の追い風が強かったにせよ、同日の他レースと比較しても優秀でしょう。上がり38.4秒も中山ダート1800ｍとしては評価できる数字です。
本馬は出遅れ。1000ｍ過ぎから徐々に位置を押し上げていきました。
12.1秒の残り200ｍでもよく伸びており、本馬も終いに良い脚を使えています。12秒台前半の脚は使えているはずです。
これなら素質はかなり高く、このメンバーで1番強い可能性は十分にあります。なお、新馬戦の11着馬が土曜の新潟ダートで勝ち上がり。
初戦で出遅れたことと、1番枠がカギになりますが、日曜の東京ダートはインがよく伸びる馬場だったのでそう不利にならない可能性も。
勝つ確率が一番高いと見て本命を打ちます。

○3.ゴーゴーステーツ
ブラックホーネットがきちんと走って2着に負けるとすれば、初ダートの馬だろうということで推奨します。
前走は1F目を何と11.5秒という凄まじい速度で逃げました。直線の追い風が強かったとはいえ、これはなかなか見ない1F目の数字です。
これだけテンが速いのなら、砂を被らずに逃げられそう。あとはダートが合うかどうかだけ。500キロ超えの馬格は十分。サトノダイヤモンド産駒は芝向きですが、ダートもそう悪くはありません。母父タピットはダート向きの種牡馬で、こなせる余地は十分にあります。

他。
☆4.ヴィーデ：前走は1000ｍ通過63.5秒での逃げ。残り200ｍまでは先頭で、そこから0.7秒離されました。本馬は終い13.4秒の計算になります。ややペースが速かったことを考えれば、よく頑張っています。未勝利は勝てる馬。次点。
5.エルオレンス：前走は出遅れて待機策。1000ｍ通過62.9秒とペースが流れたことで控える競馬が向きました。3着とはいえ、1.2着に10馬身離されていては……。1400ｍの初戦はL2が12.5-12.7。本馬は終い13秒以上掛かっており、マイルで好走するには控えて脚を溜めた方がベター。
9.トレインザマインド：新馬戦は1000ｍ通過62.1秒のHペース。出遅れて後方待機になったことで展開が向きました。豪脚で追い込んできたように映りますが、L2は14.0-14.3。本馬の上がりも39.6秒と掛かっています。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。