京都巧者の実績馬が揃ったが、各々休み明けだったり外枠だったりと多少の不安もある。中穴勢の食い込みを狙いたい。やはり昨年同様インで我慢できる組が有利。

【本命馬】◎シュヴァリエローズ

本命はシュヴァリエローズ。

既に６歳になるディープインパクト産駒だが、最近のレースぶりを見ていると明らかに進境がみられる。京都記念４着は苦しくなったところから最後に再び伸びて来てあと一歩で３着という好内容。目黒記念でも追い比べの中で一度バテたように見えたが、そこから盛り返しての２着。想像以上にスタミナ豊富で勝負根性もあるようで、実は晩成の長距離型だった…ということだろう。もともとディープ産駒らしく平坦の京都が合っており、京都記念以来生涯２度目となる「淀の長丁場」は、現状考えられる中でのベスト条件だろう。今回はバビットやケイアイサンデラなど伏兵先行馬がいて、縦長の中で内枠からスムーズに追走できそうな隊列も追い風。一撃があるなら有力馬がまだ叩き台モードの今回とみる。長丁場での信頼度高い北村友騎手の手腕にも期待して、一発狙ってみたい。

〜対抗以下＆穴馬〜

対抗にはサトノグランツを狙いたい。

京都外回りはべスト。開幕週の馬場を考えれば内枠も有利だろう。適条件での巻き返しに期待。

３番手にはプラダリア。

とにかく器用で、前走は内枠からでも見せ場十分。コース取りを考えればブローザホーンともそこまで差はなかった。G1だとワンパンチ足りない印象で、国内なら前哨戦のココが狙いどころ。

ブローザホーンが４番手。

能力と上昇度なら一番だが、宝塚記念は枠や馬場などがハマった面もあった。最大目標は有馬記念。無様な競馬はしないだろうが、大外枠も含めて考えれば付け入る隙があるとすれば今回では。逆にココで結果を出すようなら、ジャパンカップ〜有馬記念路線でもさらに怖くなる。

ディープボンドが次点。

ベストの京都外回り。昨年はロスがあり少し脚を余した。距離はもっと欲しいが、G2なら2400ｍでもやれて良い。

距離延長歓迎で舞台替わりプラスのジューンアヲニヨシ、天皇賞（春）であわやの競馬をしたスマートファントム、前走完勝で充実ぶり光るドクタードリトルまで。

◎からワイド、３連複、３連単は２〜３着付けを狙いたい。しぶとさを生かすなら勝ち切るよりはたぶん２〜３着の方が確率は高い。