◎8.テイエムヒショウ
中央再転入の前走が相当に強い内容。
600ｍ通過34.4秒のハイペースで逃げて4着に残しました。1200ｍ手前で捕まりましたが、1200ｍ通過タイムは1.10.8とかなり速い数字。本馬も1分11秒前後で走っており、1勝クラスでは上の存在でしょう。陣営は「二の脚でハナに行けましたし、スピードを見せてくれました。あの内容なら距離を短くした方が良さそうですし、クラス2走目と新潟の1200メートルで前進を」とかなり前向きです。
内枠のベルウッドワン、外枠のハルクバローズの出方はカギになりますが、前走のテンの速度があれば、揉まれずに運べそうで。

○9.ワークソング
通過順こそ差し馬のようになっていますが、テンは速い馬。
前走は先行争いが激しい中、馬なりで先行できそうな形でしたが、引いて7番手くらいまで下げました。600ｍ通過34.1秒はかなり速かったにもかかわらず前が残る展開に。終いまで脚を使っており、前が止まらないほどの高速馬場になったのが不運でした。
前々走も600ｍ通過34.5秒のハイペース。出負け気味に出ましたが、二の脚で先行できそうな勢い。引いて中団まで下げる形。直線はよく追い込んでいますが、L2が12.5-12.5の持続ラップになり、レベルが高くなりすぎた印象。1着馬は2勝クラスも突破。2着馬も1勝クラスを勝ち上がっています。
3走前に関しては「使い続けての５走目。最後は力尽きる感じに」という話。
未勝利戦はL2を12.9-12.7の加速ラップで逃げ切りました。
1勝クラスで足りる馬。
前走で道悪ダートにも対応しており、ここはスタートを決めさえすれば。

▲13.コウユーユメノヨウ
前走は好発を決めましたが、内の馬を行かせる形に。「8-8」という通過順ほど悪い位置ではありませんでした。上がり36.5秒の速い上がりでまとめて4着入線。このレースはメンバーレベルが高く、1-3着馬は全て現級上位の馬でした。
前々走の未勝利戦はL2を12.6-12.6の持続ラップ。これを差し切っており、1勝クラスで上の存在のはず。追走力が求められる新潟ダートは距離延長馬が走りやすく、福島ダート1150ｍからのローテも好印象です。

他。
2.ベルウッドワン：枠が難しいところ。テイエムヒショウやハルクバローズに被されるか、逃げられても早めにテイエムヒショウに潰されそう。前々走で本命を打ちましたが、やや底が見えてきた感があって。テイエムヒショウと同居するタイプではないと考えて見送ります。
4.スターザサンライズ：テンの遅い馬。4走前に同コースで2着がありますが、600ｍ通過33.5秒と流れて、終い13.3秒と止まってくれたからこそ届いたもの。道悪の今回、届きそうになくて。
10.ライトニングゼウス：前走はやや出負け気味のスタートから押して好位のインへ。前が残る展開になり、勝ち馬と同上がりで流れ込んでの3着。L2の12.1-12.8は及第点ですが、0.6秒差で評価に値するのかどうか。メンバーは揃っていましたが、人気馬の凡走にも助けられた印象がかなり強くて。前々走もイマイチの出で、主張してハナへ。前走と同タイムの1.11.9で逃げ切りました。時計的には足りますが、スタートがあまり良くない点が気がかり。今回、逃げは叶いそうにありません。他馬も速い中、しっかりと番手を確保できるかがカギ。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。