◎6.グリーズマン
未勝利時代から1勝クラス通用の時計・指数で走れている馬。同型不在のここは結果を出さなければいけないところでしょう。
前走は最内枠で被されないためにも出していきましたが、外から競ってくる馬がいて600ｍ通過34.3秒のハイペースに。これでは止まっても仕方なく、2着に残しただけでも立派です。終い13.0秒程度まで失速していますが、1.24.0で走破しているなら力上位。
この馬の外が全てテンの遅い馬で被される危険性は皆無と言って良いほど。
内のポンピエが主張してきたら外の番手からでも問題ないでしょう。
いずれにせよ、勝ち負け濃厚で。

○9.カツラノキサノキ
中距離で先行できる馬ですが、ここ2走は敢えて控える競馬に徹したという話です。8月からの中京ダートは外枠有利が強く出ているので、枠も良いところです。陣営は「1800メートルで我慢する形を教えつつ、折り合い面で改善が見られる。このタイミングで距離を詰めて、終いを生かせれば」と述べていますが、外枠勢はテンが遅い馬ばかりで、相対的に良い位置を確保できるのではないでしょうか。
ここ2戦は共に余力ラップでハイレベル戦でした。
3走前は600ｍ通過35.5秒のハイペース。他馬が押して位置を取ろうとしている中、本馬は比較的楽に先行していました。さすがにペースが速すぎて止まりましたが、1400ｍ通過は1.25.9。稍重でしたが、芝スタートがないことを考えれば速い通過タイム。稍重での持ち時計ナンバーワンがヨゾラノムコウニの1.24.7。良馬場での持ち時計ナンバーワンはグラティアスミノルの1.25.0。その程度の差なら1400ｍに問題なく対応できる可能性が高い。
4走前はかなりタフなダートで4着。走破時計の1.54.1は馬場を踏まえれば上々で、1勝クラス通用の目処は立っていると言えるでしょう。
距離短縮がハマると見て。

他。
☆4.ポンピエ：先行すればしぶとい馬。出遅れ癖などが足を引っ張っていますが、前々走は先行して4着と力あるところを示しました。グリーズマンの内を引いたからには出していく必要性が高いですが、テンがさほど速くない点がカギ。それでも先行馬が少なすぎるので、グリーズマンを行かせての2番手なら確保できても。そのパターンなら好走すると見て押さえます。
5.フェールブリエ：前走の未勝利勝ちは勝ち時計が1.26.5と遅く、L2も13.0-13.2とかなり掛かりました。前々走は余力ラップ戦でしたが、1.0秒差。通用の目処が立っていなくて。
8.グラティアスミノル：前走は距離短縮がハマって4着に好走。スタートが悪く後方からになりました。ただ、600ｍ通過34.6秒のハイペースで、展開が向いたのは確かでしょう。インをロスなく回る好騎乗もあったので、今回は人気に見合わない上に展開不向きになりそうで。中距離で長く走ってきた馬ですが、中距離ではカツラノキサノキの方が上の馬でした。
10.エフエイト：前走はスタートで他馬に挟まれる不利を受けて後方から。それを思えばよく追い込んでいます。雨の影響を受けた馬場で1.25.1ならまずまず。世代限定1勝クラスでもそう崩れていないのでまずまずやれるであろうことは確か。差し馬の割に36秒台の上がりを安定して使えていないのが気がかり。届かず掲示板付近で終わりそうな予感も。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。