◎10.インユアパレス
未勝利勝ちの1.11.6は破格の好時計。
1勝クラス勝ちは出遅れましたが、600ｍ通過34.0秒と流れたことで楽に差し切りました。にしても、3.4角はかなりの外。特に4角は外に大きく膨れていたのでロスは響いたはず。1.11.3と時計も短縮しており、オープンまで上がって当然の馬でしょう。
前走は出遅れ。600ｍ通過35.1秒のスローで、逃げ馬にL2を11.8-12.3でまとめられては差せなくても仕方ありません。むしろクビ差まで追い詰めたのは驚異的。
3走前も出遅れており、スタートだけがカギですが、末もしっかりしているので飛ぶ危険性は極めて低いでしょう。
今回は川田将雅騎手で大外枠。出遅れても勝負になる位置で競馬を運んでくれるはずで。

○9.プレイテシア
前走は600ｍ通過34.5秒のハイペース＆3.4角で外を回されるロス。1.3着に差し馬が台頭する中で、先行しての2着はかなり強い内容でした。
前々走も600ｍ通過34.8秒のハイペースを先行。鞍上の角田大和騎手がインをロスなく回る好騎乗をしたとはいえ、一度交わされそうになりながらも差し返して3着。かなりの好メンバーが揃っていたとはいえ、15番人気だったのが不思議なくらいで、元々、高い力を持っている馬でした。
3走前と5走前はハイレベル戦。5走前は出遅れで、位置が取れなかったにもかかわらず、後方からよく追い込んできました。
角田大和騎手が上手く導いていて、ここ2戦を見る限り、今回もしっかり位置を取りに来てくれるはずで。また、今回はハイペースで飛ばすカイザーブリッツがいますが、本馬はハイペース耐性が高いので全く問題ないでしょう。

他。
☆2.スペシャルナンバー：前走は五分に出て後方待機。600ｍ通過34.5秒の速い流れ。インをロスなく回ってきたとはいえ、プレイテシアと0.1秒差の3着に浮上しました。前々走は出負け。600ｍ通過34.8秒と流れて、最後は34.9秒の鬼脚を使いました。プレイテシアと0.4秒差。ハイペースでストライクオンやストリンジェンドが飛んだところを3着辺りに突っ込んでくる可能性があると見て。
7.ストライクオン：前走は600ｍ通過35.6秒と楽な流れを2番手から。2.3走前は外枠＆ハイペースで思い切り惨敗しました。今回、道悪想定の馬場で、ハイペースで飛ばすカイザーブリッツが3キロ減で出走してきます。2.3走前のようにハイペースに巻き込まれて飛ぶ危険性があって。
8.ストリンジェンド：5走前にプレイテシアに先着していますが、当時は600ｍ通過35.2秒の緩めの流れを先行。プレイテシアの方は控える競馬でした。それで0.2秒差まで詰められているようでは。今、プレイテシアは先行できるようになっています。今ではプレイテシアよりも弱いだろうという見立てで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。