◎タガノエルピーダ

前走のオークスは16着と大敗してしまったが、速めのペースで先行する形だと2400mは長過ぎた印象なので度外視可能。3勝クラス勝ちのクランフォード相手に競り勝った新馬戦や、ハイペースで先行しながらも0.2秒差の3着に粘った朝日杯FSの内容を見ても、能力は世代の牝馬でも上位のレベルであるはずで、今回は2000mへの距離短縮もプラス。また、展開的に先行有利になりそうなのも歓迎なので、スムーズに運べれば一変があっていい。

○レガレイラ

シンエンペラーを悠々と差し切ったホープフルSや、展開不向きでも上がり最速で5着まで追い上げた日本ダービーの内容を見ても、能力は世代の牝馬でも最上位レベルなのは明白。ただ、差し一手のタイプなので、今回はBコース替わりで先行有利の馬場かつ大外枠が課題となりそう。実力は評価も、ここは対抗評価まで。

▲クイーンズウォーク

前走のオークスは若干距離が長かった分4着止まりだったが、世代の牝馬でも能力上位であることを改めて示した内容で、トライアルのメンバーでは実力は最上位クラス。今回は2000mへの距離短縮も歓迎なので、スムーズに運べれば好勝負になる可能性が高い。

△カニキュル

終始外を回らされながらも3着まで追い上げたフローラSや、先行する形で勝ち切る収穫十分の内容でタイムも優秀だった前走を見ても、能力は重賞で十分勝ち負けできるレベル。ただ、テンションが高くなりやすいタイプなので、今回は初の関西遠征が鍵。

△オーロラエックス

キャリアは浅いが、優秀な時計で勝ち切った前走を見ても、能力は重賞でも十分通用可能。ただ、スタートが遅いので、今回は内枠からの位置取りが鍵となりそう。スムーズに先行できればここでも好勝負になっていい。

△フレミングフープ

前走の後半1000mのラップが優秀で、脚力は重賞でも十分勝ち負け可能なレベル。ただ、後方一気の大味なレースぶりだけに、今回はBコース替わりで先行有利の馬場がどうか。多頭数への対応も鍵。

△セキトバイースト

ハイペースで逃げて2着に粘ったチューリップ賞が強い内容で、重賞のメンバーでも能力上位の存在。今回は2000mへの距離延長と高速馬場への対応が課題だが、先行有利になりそうな展開を生かせれば粘り込みも。

△チェレスタ

3走前でオークス5着のランスオブクイーンに競り勝っているように、能力は重賞でも通用可能なレベル。ただ、上がりが掛かった方がベターであるので、高速馬場でのスローペースに対応できれば圏内も。