■アサカラキング

 

3走前の阪急杯は外枠だったが、しっかり主張してハナを取り切って、そのまま最後まで粘ってウインマーベルとタイム差なしの2着で、内が有利な馬場状態だったとはいえよく頑張っていた。ここだけ見ると、8月のキーンランドCで完勝したサトノレーヴ、重賞を4勝しているウインマーベルと互角の競馬をしているんで、能力は高いハズ。初の1200mだった2走前のモルガナイトSは、最内枠でも楽にハナを切ることができて、内が有利な馬場っていうのも見方に付けて順当勝ち。この2走を見たら前走の函館スプリントSではさすがに馬券圏内はハズさないと思った人が9割以上思う。単勝ただ、恐れていたことが起こった、、、じゃないけど前走の函館スプリントSはまさかのちょい出遅れ。これ斎藤新騎手からしたら結構痛い誤算だった。今年の函館スプリントSって先行馬が内から中枠に固まっていて、その中で一番内枠を引いたので、出遅れあるいは出脚がつかないっていうのだけは避けたかったハズなのに、、、結果的にどっちもやっちゃった。結果的に他馬に被されて、無理矢理2番手には付けたんですが相当脚を使わされて最後はガソリン切れ。結果的に9着になったが、言い訳するとすれば1200mでテンが速い馬が揃っていたレースは未経験だったし、大型馬で小回りの函館で馬群に入る競馬っていうのはこの馬には不向き。今回は広い中京なんで、その点はクリアされるとは思うが、前走の経験を活かせば今回はピューロマジックとモズメイメイが人気を背負うと思うんで、前走の大敗で人気がさがってくれたら、単穴候補としては非常に面白いと思う。

 

■アネゴハダ

 

ちょっと厳しい。3勝クラスの勝ち時計1分8.7秒も重賞で通用する裏付けがないが、ここから伸びしろないとすると本線で買える要素はない。

 

■カリボール

 

2.3走前の大激走はお見事も、好走例がほぼほぼ右回りで、今回のメンバーではさすがに厳しいかなという印象。

 

■グレイトゲイナー

 

去年の秋から今年の冬までは充実期で7走前が15番人気で3勝クラスを突破。6走前の京成杯は10番人気でOPも勝利。さらに5走前はルガル、トウシンマカオ、エイシンスポッターなどの重賞でも好走常連メンバー相手に6着で、正直ここまでがこの馬の買いタイミング。今回は静観がベター、ちょっと厳しい。

 

■サウザンサニー

 

2走前の船橋Sは春の中山で開催が進んで、特に内の馬場が悪くなってきた上に、雨の影響を受けてかなり外有利の馬場に。そんな中、この馬は15番から外々から競馬できたし、このレースはハイペースになり顕著に外差しが恵まれる競馬だったんで条件はサウザンサニーにとってかなり向いたと思う。このレースで同じく外から差して2着だったドグマは次走で京都開幕週で大外を引いたとはいえ12番人気13着とそもそも人気もなかったですけど全く通用しなかったし、船橋S組のその後も全然活躍馬がいなかった。それで前走の函館スプリントステークスでは、いきなりの重賞で能力的には少し足りない印象の割に人気していた印象もあのメンバーで4着はなかなか立派。確かに1番枠でかなり距離的にも展開的にも恵まれた部分はあった。ただ今回も恵まれるかっていったら微妙だし、前走4着だった分ちょっと穴人気しそうな面もあるので今回は軽視。

 

■ジョウショーホープ

 

ストークSも全力で追ってなんとか勝利っていう内容で、当然なんですけど今回のメンバーと比べると激弱で、さすがに今回は厳しい。むしろ今回の内容よく見といて、内容次第では次走OPとかででてきたら軸候補でいいか。

 

■ストーンリッジ

 

ミスター3着。1年の休み明け。2走目の福島テレビOPはややスローの展開で中団後ろから外を回って差してきて3着で、勝ったスマートリアンが2列前にいたことを考えると内容的にはほぼ差がなかった。割と器用な馬と思ってて、毎回スタートに不安もないし、立ち回りが上手な馬で、気付いたら毎回良い位置につけている印象。鞍上も良く変わるのに毎回恵まれるってことはストーンリッジ自体が器用な馬といえる。前走の北九州記念、これがほぼ丸1年前になるワケだが、さっき差がなかったと説明したスマートリオンを1/2馬身抑えての3着、スマートリアンが4着なんで2頭とも福島テレビOP好走のフロックではなかった1つの証明。2着が当時1番よかった頃のママコチャ、その後スプリンターズSを勝ってるんで、これとクビ差は内枠をウマく立ち回ったとはいえ好内容か。今回は1年の休み明けなんで、それでちょっと人気が下がってて内枠とれたら狙える穴馬の1頭として注目。

 

■ダノンスコーピオン

 

これも1時期は凄い馬になるなと思った方が多いと思うが、僕がよく言っているNHKマイルC好走組その後オワコンになる説に該当する馬で、結局その後全く走らなくなった。NHKマイルC組だけじゃなくてニュージーランドTとかもそう。今回は苦し紛れに1200mにでてきてるだけだと思うんで、さすがに消しで大丈夫です。

 

■テンハッピーローズ

 

まず、前走のヴィクトリアマイルは本当に人馬ともに初G1本当におめでたい。先に2走前の阪神牝馬Sと3走前の京都牝馬Sをまとめて振り返るとどちらも、この馬に合わない内枠からの競馬にもかかわらず、大外から伸びて0.3秒差の7着と0.4秒差の6着。2走前の阪神牝馬は最内を引いたマスクドディーヴァが先行して勝ったなか、テンハッピーローズは1度包まれから外に出してもなお、伸びていた。ウンブライルと比較しても外枠を引いて楽に差したウンプライルと比べると不利だったのはテンハッピーローズ。ヴィクトリアマイルはテンハッピーが9番、ウンプライルが5番で有利･不利が逆転した形、そして結果も大逆転だった。近走はこの馬なりにちゃんと走ってて、今の牝馬路線の混戦具合を考えればヴィクトリアマイルの完勝はフロックではなかった。あとこれ重要だなって思うのが、ヴィクトリアマイルのレース後コメントなんですが、津村騎手は「スタートから4コーナーまで、僕が思い描いていた以上にうまくいって、直線でどれぐらい伸びるかっていうところでした。レース前には200mで先頭に立ってるとはまさか思ってなかったので、ちょっと自分自身もびっくりして、ラスト1ハロンがすごく長かったです。信じられない気持ちがいっぱいで、もうわけわからなかったですね。」コメント自体はホントはもう少し続くが、これって、、、要するに津村騎手もなんで勝ったか勝因が今イチよく分からずに直線が向いた後はただ全力で追ったって事だと思う。逆に出遅れてしまって展開が向かなかったナミュールは力だけで言えばあのレースで1番強かったハズなのにどこにもいなかった。なので、僕が言いたいのはテンハッピーローズはG1で勝つ力はある、だけどG1を勝ったからとはいえ今回新馬戦以来の芝1200mで、絶対かといわれると全くそんなことはない。つまり、今回は間違いなく人気を背負うハズなんでだったら消しという風に思う。

 

■トウシンマカオ

 

この馬のトビが大きい、ナルトじゃないですよ。カンタンに言ったら歩幅が大きいってことだが、この馬にとって2走前の高松宮記念は好位の内でロスは少なかったものの、馬場が全く合わないんで度外視でOK。4走前の京阪杯、5走前のオーシャンSはともに外目をスムーズに回しての差し切りで、跳びが大きなこの馬にとっては理想的な競馬だったのもあり、連勝した。前走の京王杯SCは例年スプリント質の高い馬が多く出走してくるんで外枠有利になりやすいが、今年の延長してきた組は1200mで差しに回っていた馬ばっかりでスピードがあるバルサムノートやウインマーベルが外2頭の配置になったことからペースが例年以上に落ち着きましたんでこの馬に合わない流れに。そもそも距離延長だったし、そもそも1400mは苦手なんでしゃあない。なんなら近2走も最後伸びてきて6着ですからそこまで崩れてない。今回は改めて得意の距離1200mに戻るし、近2走好走してない分、今想定が4番人気で、そんなに人気しないのであれば全然買える馬と思う。

 

■トゥラヴェスーラ

 

前走は正直結構人気なくてチャンスかなとは思ってて、4、6走前は直線詰まっての敗戦、5走前は内有利馬場で外を回しての4着、2走走も馬群の大外を回る競馬での6着とずっと評価できる内容で走っていた。こういうね、駒かいレース分析と大穴馬が激走するまでのストーリーはホント大事で、9歳で全力買えるほどではないですが今回も馬券圏内に来ないかと言われたら全くそんなことないし、ぜひヒモに入れておいてほしいと思う。

 

■ピューロマジック

 

当初はCBC賞に出走する予定だったが、陣営が斤量の重さにひよって回避。斤量の問題を先しゃべっとくと、今年に入って斤量のルールが変わって、3歳馬が不利になったという話がでてますけど、全然そんなことない。葵S組のその後を見ても古馬混合戦でちゃんと好走しているって話で、ピューロマジックは北九州記念で超ハイペースのなか堂々の逃げ切り勝ちしているし、オーキッドロマンスもLにしてはそこそこメンバーが揃っていた春のパラダイスSで1着。ちなみに2走前の葵Sも抜群の行き脚でスムーズにハナを切ってそのまま押し切り勝ち。序盤で形成された隊列でそのままの決着ではあったが、京都1200mでテン3F33.2秒は速いし、最後もバテていなかったのでこちらも素直に評価しないといけない。もしCBC賞にでてたら本命にしようと思ってたが、変わり逃げたグランテストが3着に粘ったところをみたら、この馬も好走圏内だったと思う。ただ、今回はアサカラキングをはじめとした前に行く同型が多数いるんで、潰しあいがちょっと怖い。実際2.3.4年前に行われた中京開催のセントウルSは人気薄が逃げたとはいえ大敗しまくっている。今回これ1番人気想定らしいんで、1番人気だったら僕は軽視。もし3.4番人気くらいなら相手にはいれたいと思っている。

 

■ママコチャ

 

2走前の阪神Cは距離延長ローテで外枠から速い流れを先行して、かなり厳しい条件で5着に敗れたものの評価を下げる必要はない。そもそも3走前のスプリンターズSでメイチに仕上げてるハズなんだから、ある意味負けて当然かな〜くらいに思ってたんで僕は消していた。その3走前のスプリンターズSはやや外を回る競馬でも勝利しているし、2023年のスプリント路線では能力が一枚上だった印象。スプリンターズSでも折り合いを欠き気味だったように前進気勢が強すぎるんで、前走の高松宮記念を距離短縮ローテで迎えられるのはいいな〜って思っていたん、そんなに長いこと脚を使える馬じゃないんで、中京の比較的長い直線でゴールまで脚を持たせることが必要不可欠だったが、川田騎手のレースコメントで4コーナーまでスムーズにいったって言ってたのにあんまり伸びないところをみたらやっぱり重馬場がきつかった。直線でも途中までは伸びてて最後脚があがったときに、抜かれたのはみんな内枠の馬で、なので重馬場でただでさえきついのに外回した分の距離ロスが相当堪えた。今話したように前走、2走前がこれだけ恵まれない条件だったワケだし、この2走の負けと今回は川田騎手ではなく鮫島騎手騎乗予定ってところで人気が下がって想定4番人気であれば、軸や相手にもってこいだと思っている。

 

■モズメイメイ

 

これも前走と2走前で突然復活したワケだけど、分からん。5回連続二桁着順でレース内容も全くみどころがない馬なのにこんなんなるんだから。2走前の北九州記念は中団から内をロスなく立ち回る競馬ができたとはいえ、最後は馬群をこじ開けながらじりじりと差を詰めてきて3着と頑張ったっていう内容。逃げではなく差す形で好走出来たことを含めて昔と変わったっていう点で評価できると思う。前走のアイビスSDは枠も恵まれたけど、ここも強いなっていう印象だったし、復活した感はある。ただ、今回は距離延長がしんどいのと間違いなく人気を背負うと思うんで、短距離の人気馬で1番買ったらあかんパターン、人気薄で好走して人気を背負う、ほんでとぶっていう映像しかちょっと思い付かないんで今回は消そうと思う。

【新時代高配当特化型得点システム】

「基準能力」×「近走不利」×「馬個体の適性」の3つのファクターから、kota独自の計算システムで今回だすであろうパフォーマンスの想定値(得点)を算出しています。

得点と当日のオッズを組み合わせて下記のような使い方が出来ます。
■得点【上位】の【人気馬】
　→「軸馬」
■得点【上位】の【穴馬】
　→「紐馬」もしくは「軸馬」
■得点【下位】の【人気馬】
　→「危険な人気馬」として消す

【推奨買い目以外のおススメ買い方】

〈単勝〉
◎(単勝5.0倍以上)
◯▲(単勝5.0倍以上で◎が1倍台の1番人気のとき)

〈3連単&3連複〉
◎◯▲→◎◯▲→☆☆☆☆☆

netkeibaのウマい馬券では馬単で推奨買い目をだしていますが、ご自身のお好みの券種にアレンジして勝負しても問題ございません。

※投稿時点で出走取り消しの馬がいた場合指数順位繰り上げで配信しております。