◎3.イトカワサクラ
イトカワサクラは元から単勝の予定でしたが、中京が道悪になるということで自信度がアップしました。ゴールドシップ産駒で、母系からも道悪で更に良さが出そうです。
前走は5F通過60.0秒と平均的に流れましたが、L5が57.7秒と非常に速くなり、ハイレベル戦だったと評価していました。イトカワサクラは出遅れ。直線を迎えた時は最後方で、外に出すのにも苦労していました。そこから上がり最速の33.4秒で0.3秒差まで差を詰めたのは驚きの強さ。
前々走があまりに案外な敗戦で、前走は様子見しましたが、やはり能力の高さは明らか。
3走前は5F通過61.3秒のスローで、明らかに前有利な流れでした。4角で外に膨れるロスがありながら上がり最速で豪快に差し切りました。べらぼうに強い内容です。
昨年のフローラSは出遅れ。L5が58.1秒で、高い持続力と瞬発力が求められたレースですが、後方から上がり最速で差を詰めました。
洋芝で強さを見せただけに、道悪も良さそうで。

他。
1.マンデヴィラ：前走は最内枠で全くロスなく乗れました。勝ったマイネルティグレは実力馬ですが、2着ヴィゴラスダンサーは決して2勝クラス上位の馬ではなく、先行して好走した馬は本馬含めて展開に恵まれたか。1勝クラス勝ちは特筆すべき点のないラップで、相手にも恵まれています。ワールドエース、ワールドプレミアやヴェルトライゼンデの下で、道悪自体は良さそう。距離も延びて良さが出そうなので、そこに期待でしょうか。押さえる手もあります。
4.メルトユアハート：前走は1勝クラスとしてはメンバーが弱く、2.3着馬は1勝クラスで少し足りない馬が入線。先行策で恵まれての勝利でしょう。未勝利勝ちのL2は11.4-11.4の持続＆余力ラップで、それなりに力はあると思いますが、イトカワサクラはオープンまで出世できる器と見ているので。
5.カンティプール：前走はL5が58.0秒で、L2は11.4-11.4の持続＆余力ラップ。勝ったマイネルメモリーは3勝クラスも突破しています。道悪はすでに何度もこなしており、問題はありません。現級上位は戦績からも明らかで、保険を掛けるならこの馬との馬連でしょうか。
6.チルカーノ：新馬戦は4F通過50.6秒のドスローながらもL2は10.7-11.6の余力ラップ。勝った矢車賞は5F通過59.6秒のハイペースで、本馬含む差し馬が恵まれた流れ。相手も世代限定戦としては弱かった一戦です。前走は力むところがあったとはいえ、カンティプールに0.3秒先着されており、ハイレベルだったエルフィンSもブービー負け。牝馬クラシック路線である程度やれていたならともかく、そうでない以上、ここは相手が悪くて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。