波乱度☆☆（5段階評価）

WIN5候補順  13.10.6.5

近10年で3歳馬は5頭勝利を挙げて、全て次走は菊花賞へ向かっている。17年ポポカテペトル（個人的好きな馬名ランキングではベスト10に入ってくる）と18年ユーキャンスマイル（略してキャンスマ）は菊花賞で3着に好走。昨年のリビアングラスは9番人気ながら4着に激走している。阿賀野川特別は菊花賞トライアルと言っても過言ではない。正式なトライアルに出走させて3着以内を狙うのか、古馬相手の2勝Cを勝利して賞金を積むのか、ラスト1冠出走へ向けて選択を迫られる時期である。とはいえここから始動させてダメならトライアルへという使い方もできるので出ておいた方がいいとも言える。

阿賀野川特別といえば注目すべきは友道厩舎だろう。この10年で（3-1-1-1）と抜群で勝ち馬は全て3歳馬である。完全に阿賀野川→菊花賞ローテを確立させており、僕はこっそりこのレースを「康夫特別」と呼んでいるのであった。つまり今年も康夫さんが3歳を出走させていれば有力ということになりそうだが、得てして人生はそんなうまいこといかない。出てたら本命候補だったのになあ、、、。

◎ 13 サトノシュトラーセ

いた。友道康夫さんが送り出す3歳馬。いるんだったら先に言ってくれ。狙い済ましたローテかは疑問だが友道厩舎がここに送り出すのであれば菊花賞を決める算段があるに違いない。

元を糺せば世代で超Hレベルの京都2歳S3着馬。期待されたが青葉賞では加速したタイミングで前カットされ、前走は開幕イン馬場で大外で脚を使う不利。小回りが向かないとコメントがあったがあすなろ賞を見てもこなせないことはないだろう。そもそも能力が一枚も二枚も上。ポジションさえ間違えなければ突き抜けるだけの素質はある。

○ 10 ピースワンデュック

前走勝ち時計は前週3勝Cより速く、ダービーとは0.3差の2:24.6という特筆すべきもの。更に直線逆手前でもたれる面も見せながらの完勝で時計を詰める余地もあった。前でレースを組み立てられる脚質と後半のスピードは新潟向きでここに向けて追い切りも抜群。シュトラーセが一蹴されるとしたらこんな馬か。