◎6.メタルハート
本命を打った前走はスタート直後に無念の落馬。前々走は出遅れて位置を取れませんでした。3.4角では外目を上がっていく形になりましたが、手応えが悪く、直線ではじりじりと伸びただけでした。自分の競馬ができなかったので、良い訳の利く敗戦でしょう。
3走前は1000ｍ通過64.2秒のスローを先行。勝負どころで早めに先頭に並びかけましたが、残り200ｍで甘くなって0.7秒差の4着に。L2が12.7-12.6の加速ラップだったので、大きく失速したという訳ではありません。
この時、0.2秒先着されたゼットレジーナが1番人気想定の組み合わせ。
低レベルの牝馬限定戦という見立てで、ここはメタルハートで十分に足りるはずです。

○11.ゼットレジーナ
既走馬相手の初戦ではメタルハートに0.2秒差先着。
2戦目はL4が51.3秒と、牝馬限定未勝利としてはレベルが高くなりました。0.2秒差3着なら十分にここで上位の馬です。
前走は出遅れ。すぐ外の馬に被されて、手綱を引く格好に。800ｍ付近で位置を押し上げました。勝負どころでの手応えはイマイチでしたが、しぶとく伸びて5着は確保。こちらもL4が51.6秒と、牝馬限定未勝利としてはレベルの高かった方です。
今回はチークピーシズ着用＆川田将雅騎手に乗り替わりで、しっかり位置を取ってくるはず。陣営は「休み明けや左回りには不安を感じません」と前向きです。
妥当な人気と見て。

▲5.ヴェロクオーレ
初ダート。
既走馬相手の初戦は出遅れましたが、リカバリーして5F通過59.6秒のハイペースを2番手から運びました。止まりましたが、高い先行力は見せました。
母サトノジョリーはBernardini産駒で、ダートで2勝を挙げた馬。上のきょうだい2頭がダートで勝っています。
ドゥラメンテ産駒で、490キロも馬格があればダートをこなせる下地は十分にあります。最終追い切りは古馬と互角以上の手応えだったそうで、素質も高いはず。
メンバーレベルも低いので、あっさり勝つ可能性もあり得ると見て。

他。
4.ダイシンサンディー：ベストパフォーマンスは3走前のタイム差なしの2着。L4が51.4秒で、L2は12.5-12.5の持続ラップでした。当時だけ走れば差はなさそうですが、出遅れ癖があって信頼ならないタイプ。持ち時計もゼットレジーナより遅く、買う価値は低いと見て。
14.ハーツクライアスク：中内田充正厩舎の初戦ということで人気になるでしょうが、一杯追いが多く仕上がり面が微妙。最終追い切りは時計こそ出ていますが、未勝利馬相手に併せ馬で遅れていて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。