◎4.ハッスルダンク
前走時、陣営は「爪の不安で完全休養。稽古の動きも体の張りもいい頃に比べると、まだ物足りません」と弱気でした。レースは出遅れ。後方からインをロスなく回ってきましたが、ペースが遅すぎて35.6秒の上がりを使っても圏外でした。
本来はもっと先行力のある馬。今回、逃げ・先行馬が少ないので、先行馬という括りで本馬を狙っています。今回は「良化途上とはいえ、前走時と比べると状態は良くなっています」という話。状態が悪い中でも前走は上がり35.6秒を使えているので、今回やれそうです。また、ハンデ戦で3勝クラスとしては小粒な組み合わせでもあります。
前々走は5F通過59.2秒と明らかなオーバーペース。無理せず控えた鞍上の好判断でした。インをロスなく回って進出する好騎乗。残り200ｍで前を射程圏に入れるとあっさりと突き抜けました。不良馬場だったとはいえ、力がなければ1.49.5では走れません。
2着馬も3勝クラスで通用しています。2勝クラスを卒業している馬が6頭もいるので、メンバーレベルの高さも上々でしょう。
レパードSは外を回されすぎたか。
4走前は砂を被って怯んでいたという話ですが、前々走で上手い立ち回りを見せていたので克服したと見て良さそう。
世代限定1勝クラスで倒した相手は3勝クラスまで出世している馬が他に5頭もいます。
2勝クラスの時計面から3勝クラスでも上位のはずで、ここは先行して粘れると見て。

○13.リチャ
先行馬。
前走は外枠＆ペースが速かったことで中団待機。人気馬らしく早めに位置を押し上げていきましたが、結果的にはそれが裏目に。後方待機の2頭に交わされてしまいました。自分の競馬ができなかったので、見直しても良いでしょう。
前々走は重馬場の中京ダート1900ｍ。1.55.6という1800ｍ並の好時計が出たレースで3着ならこのメンバーでは力量上位。
世代限定1勝クラスでは相手も強くてなかなか結果が出ませんでしたが、混合戦になってからは前走以外崩れていません。
ここも先行して残せると見て。

▲9.ゴールドバランサー
前走はスタートを決めて先行。5F通過62.0秒なら前も楽できるペース。勝ったミスティックロアの末脚に屈しましたが、内からしぶとく抵抗して2着入線。勝ったミスティックロアはオープンでも3着に好走しています。
前々走の敗因が掴めませんが、陣営は「返し馬から覇気がなかった」と述べています。
3走前は重馬場で5F通過63.4秒はスロー。行った行ったの競馬になったとはいえ、本馬は上がり最速での3着ですから立派でしょう。
少し理解不能な負け方もする馬ではありますが、新潟では2勝クラスで3馬身差の完勝を収めています。
半信半疑ですが「信」の割合が高く、3番手評価として押さえます。

他。
3.アオイイーグル：出遅れ癖があり、基本的に後方から追い込んでくる馬。比較的位置を取れた前走の伸びがイマイチで、やはり後ろで溜めた方が良さそう。今回スローペース想定で、ハマる可能性は低いと見て。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。