◎14.アズベリー
前走は、東京ダートで余力ラップ戦0.5秒差以内の経験がある4頭で上位を占めたレース。メンバーレベルは高かったと言えます。5F通過63.1秒のスローでしたが、意外にもラップは平凡で、L2は12.6-13.0と掛かりました。
本馬は内枠から先行しましたが、勝負どころで反応が悪く、ステッキが早くに入っていました。少し置かれてしまいましたが、終い13.0秒まで失速したところで猛追。クビ差まで追い詰めました。本馬に関しては止まらずに伸びてきているので評価して良いでしょう。
土曜の福島ダートはやたらと時計が掛かっていました。今回、逃げ・先行馬が多めで、ある程度流れて減速するラップになるはずです。そうなれば、速いラップを刻まないことで反応の鈍さも誤魔化せるようになるはず。
前々走は重馬場だったとはいえ、L2の11.8-12.6は未勝利としては非常に速い。逃げ切ったピースヒロフェイスと付かず離れずの2着でした。勝ったピースヒロフェイスは次走、砂を被って大敗しましたが、差のない4番人気に推されていました。それを考えれば、アズベリーの評価は低すぎです。
前走の敗因がなくなると想定している以上、今回は勝つチャンス十分でしょう。相手を絞りにくく、オッズも甘いので単勝で勝負します。

他。
1.マクミランテソーロ：前走は先行集団から。直線は外に舵を切ろうとして内に切り替えるロスがありました。時計平凡でレースレベルは低く、今回も柴田大知騎手が騎乗。外枠有利の馬場で買いたい要素は少なくて。
2.レッドレフィナード：前走はアオッて出遅れ。上がり最速で差を詰めましたが、先頭は遥か前。さすがに届きませんでした。スタートを決めれば怖いところはあるものの、内枠で被されてしまいそう。今回も展開不利になりそうで。
8.トクシージェネラル：新馬戦は中山ダート1800ｍでL4が51.1秒。水準以上で、本馬は出遅れ。直線も進路がスムーズでない中、0.3秒差まで差を詰めました。前走は5F通過61.7秒と速めの流れで、インの3番手から。一旦は2番手に浮上したものの、最後に甘くなって3着に脱落。それでも1.46.8なら好時計。次点評価。
10.バスターウルフ：前走は5F通過64.7秒の超スロー。L2は12.8-12.1の加速＆余力ラップで、0.5秒差の本馬も加速ラップでまとめているはず。4走前は中京ダート1800ｍでL2が11.8-11.6で、逃げた本馬がL2区間を11.8秒で走破しています。その後、連続2着が続いていますが、相手関係が微妙で。重馬場の方が良さそうな印象が強く、良馬場ではそこまで大したことないのではないかという見立て。3番手評価。
12.バンビーノデオーロ：初ダート。かなり厄介な存在で、518キロの馬格があり、オルフェーヴル✕キングカメハメハという血統からいきなり好走しても不思議はなさそう。前走でスタートが改善して先行できています。外枠もプラスで、相手を買うとなれば切れません。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。